アランブラ (小惑星)
小惑星(3851)アランブラ(Alhambra=1993HY)は、太陽の周りを周期3.21年で公転する小惑星である。
概要[編集]
1986年10月30日に 関勉が発見した。
関勉はギターの先生で、スペインのアルハンブラ宮殿をテーマにしたクラシック曲「アルハンブラの想い出」(Al Hambra)にちなんで命名された。
"Al"というアラビア語の定冠詞がついていることからもわかるように、この宮殿はイスラム勢力によって支配されていた9世紀にできたものである。
この曲には、スペイン語の歌詞が付いており、スペイン語では"h"を発音しないため、サラ・ブライトマンのバージョンなどでは「アランブラ」と発音されている。「アルハンブラ」というのは英語、ラテン語、アラビア語での発音である。このような理由により、本項では「アランブラ」という表記を採用した。
命名文[編集]
(3851) Alhambra = 1950 MC = 1960 RA = 1965 CD = 1973 SE4 = 1973 ST2 = 1986 UZ
Discovered at Geisei on 1986-10-30 by T. Seki.
(3851) Alhambra = 1986 UZ
Named for the famous palace of the Moorish kings at Granada. The great guitarist Segovia frequently included "Memory of Alhambra" in his performances. [Ref: Minor Planet Circ. 14482]
軌道要素[編集]
元期 = 2022年1月21日 (JD 2459600.5)
軌道長半径 = 2.1743905 天文単位
近日点距離 = 2.0361403 天文単位
遠日点距離 = 2.313 天文単位
離心率 = 0.0635811
公転周期 = 3.21 年
軌道傾斜角 = 4.62868 度
昇交点黄経 = 344.63210 度
近日点引数 = 97.55483 度
平均近点角 = 320.51176 度
絶対等級 = 13.32