アメ車

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アメ車(あめしゃ)とはアメリカ製自動車の略である。乗用車でもスポーツカーでもトラックでも戦車でもアメリカ製ならばアメ車と呼ばれる。

特徴[編集]

  • 大きい。
  • 目立つ。
  • 注目を浴びる。
  • 高価である。

短所[編集]

  • 大き過ぎて日本の道路事情に合わず、運転しにくい。
  • 燃費が猛烈に悪い。ガソリンタンクも大きくカタログの数値以上入るので「ガソリンスタンドでボッタクラレタ」と悩む人が少なくない。
  • サスペンションが柔らかく乗り心地は良いがカーブで踏ん張りが効かない。この辺りはドイツ車とは正反対である。
  • 車体が重いせいか、大排気量の割には加速が悪い。
  • 最近は幾らか改善されているが故障が多く、大金を払って粗大ゴミを買うようなものである。
  • 国道を走ると目立つが、レストランの駐車場に入れるのが大仕事である。
  • アメ車を買うと社長に「社長。社長は一応この会社の社長ですよねえ。愛車がクラウンなんて恥ずかしくないんですか?」と言いたくなってしまうが、言わずに我慢しなければならない。

かつてのアメ車メーカーはもともと自分たちの縄張り(アメリカ国内)における市場がかなり大規模なこともあってか、国際的なマーケットで勝負をしない傾向があり、このため他国の環境にも適応するアメ車を作るという発想すらしなかった。このため、アメ車を日本国内で使用するとなると、上記のような短所が目立つのである。しかし、そうした「傲慢さ」が今日におけるアメ車有名企業通称「ビッグスリー」の低迷と没落を招いたということは言うまでもない。

長所[編集]

  • アメ車に乗っていると女にもてる。
  • 貧乏人がポンコツのアメ車を買って乗り回すと小金持ちに見える。
  • 小金持ちが中古のアメ車を買って乗り回すと大金持ちに見える。
  • 金持ちがアメ車を新車で買って乗り回すと超金持ちに見える。

アメ車の強み[編集]

  • アメ車は非常に頑丈である。特にバンパーが異常に頑丈に作られている。「アメ車と衝突したら大変だ」と思って先をゆずってもらえる。
  • 日本車がアメ車に衝突したら高確率で廃車となる。そのような場合、当たり所にもよるが、アメ車の方は衝突してできた傷を探し出すことも困難である。
  • アメ車のオーナーは、事故の相手が大破した愛車の前で途方に暮れる姿を見ながら思わずニヤケてしまうのである。
  • 日本車で車庫入れを失敗してバンパーを車庫の柱にぶつけたら車の修理代が何万円も掛かるが、アメ車ならば全く平気である。その代わり車庫は倒壊する危険がある。
  • アメ車の良いところは見た目だけではない。アメ車の底力は事故に遭わなきゃ分からないのである。
  • アメ車で事故って怪我をしなかった者が「アメ車で良かった~」と思いながらニヤケてしまうのは言うまでもない。
  • 軽傷を負った者も通院しながら「アメ車で良かった~」と思ってニヤケてしまうのである。
  • 重症を負った者も「アメ車のお陰で命が助かった~」と思うと、病室でモガキ苦しみなからも、込み上げてくる笑いを押さえることができず、ニヤケてしまうのである。
  • 事故でアメ車の場合に生存率が高いのは乗用車同士の事故の場合である。相手が大型トラックや橋脚の場合の生存率は、日本車と同程度か、凹んで衝撃を吸収しないために劣る場合がある。相手が乗用車ならば相手の車を凹ませることで衝撃を吸収するのである。
  • 最近の日本車のエンジンルームは手を入れる隙間もないが、アメ車のエンジンルームは隙間だらけで車いじりの好きな人向きである。

駐車するときのコツ[編集]

現行のレクサス・LSトヨタ・センチュリーといった日本車の最大級クラスのセダンですら、アメ車においてはミドルサイズレベルである。このため、アメ車のミドルサイズ以上の車を駐車するときは以下の注意点が必要である。

日本の駐車場にアメ車を停めるときは、無理に一台分のスペースに入れないで、線を跨いで2台分のスペースに停めるのがマナーである。そのように駐車すれば2台分しかスペースを取らないからである。狭い駐車場で一台分のスペースに無理に入れると、一台で三台分のスペースを潰してしまうのである。

更に、高度な駐車テクニックもある。駐車場の右端、又は左端に駐車し、右端の場合は右のタイヤが、左端の場合には左のタイヤが、線を踏むように駐車するのである。

アメ車の活用法[編集]

霊柩車[編集]

葬儀をアメ車の霊柩車を使っている葬儀屋に依頼すると、誰もが金持ちの葬儀だと信じて疑わない。アメ車は死んでから乗っても見栄を張れるのである。

パトカー[編集]

体当たりで暴走車を大破させ、ゼロヨン族やドリフト族を号泣させることなどアメ車にとって朝飯(給油)前である。否、体当たりするまでもなく、ポンコツのスポーツカーを買って喜んでいる走り屋は、アメパトの姿を見たたけで敗北を悟るに違いない。