アメイジング・グレイス
アメイジング・グレイス (英語:Amazing Grace、日本語:おどろくばかりの)は、イギリスで作詞された讃美歌である。作詞作曲はジョン・ニュートン。
概要[編集]
船乗りであったジョン・ニュートンは、船を渡り歩いているうちに「奴隷貿易」に携わり富を得るようになった。奴隷は家畜以下の扱いとされており、生活環境があまりよくなかったため、体調不良を訴えたり栄養失調や感染症で亡くなった人も多かった。ジョンニュートンも22歳まで同じような生活を送っていたが、ある日、イングランドへ蜜蠟を輸送しているとき、船が嵐に遭い浸水、転覆しそうになった時、必死に心の先から神に祈った。祈り続けると、船の中の浸水が弱まり、船は運よく難を逃れた。このような出来事があり、ジョンは牧師になり、アメイジンググレイスが作曲された。
旋律[編集]
(ハ長調) ソードー、ミレドミー、レードーラーソー、ソードー、ミレドミー、レーソー、ミーソーミソミドー、ソーラードドラソー、ソードー、ミレドミー、レードー
歌詞[編集]
英語の歌詞[編集]
- Amazing grace!(how sweet the sound)
That saved a wretch like me! I once was lost but now I am found Was blind, but now I see.
- 'Twas grace that taught my heart to fear.
And grace my fears relieved; How precious did that grace appear, The hour I first believed.
- Through many dangers, toils and snares.
I have already come; 'Tis grace has brought me safe thus far, And grace will lead me home.
- When we've been there ten thousand years,
Bright shining as the sun, We've no less days to sing God's praise Than when we've first begun.
日本語の歌詞[編集]
- おどろくばかりの
めぐみなりき この身のけがれを 知れるわれに
- めぐみはわが身の
おそれを消し まかする心を おこさせたり
- 危険をもわなをも
避けえたるは めぐみのみわざと 言うほかなし
- 御国(みくに)につく朝
いよよ高く めぐみのみ神を たたえまつらん