よみもの:報道スタジオデザインの今後

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
エンペたん看板 SORRY.png よみものページ
この「よみもの」は、ゆっくりいこうが執筆したものです。
他ユーザーの編集はご遠慮ください。
(誤字の修正などは歓迎いたします。)

報道スタジオには各デザインがある。テレビでよく映るスタジオの映像。 そのデザインはどのようにして進化を遂げてきたのか。 テレビ美術とも言われている。

70年代~80年代前半[編集]

この頃のデザインはいかにシンプルな作りだった。背景と映像を合成しキャスターが伝えるという方法だった。 ニュースセンター9時がそうだった。ニュースショーに先駆け制作された本番組はいかにセットデザインをシンプルにするかだった。 70年代後半に入ると近未来的なセットになりつつも、背景と映像を合成した手法は続いていた。

80年代後半~90年代[編集]

この頃になるとニュースステーションが放送。夜景を取り入れた背景は当時としては斬新だった。一方、ニュースセンター9時ではアメリカで使われている「ワーキングスタジオ」方式のセットを採用。臨場感あふれる、セットになった。しかし、当時の視聴者からは苦情が相次いだ。受け入れるのには少し時間がかかった。80年代末期になるとニュースステーションに対抗するためNHKは番組を一新、夜景の背景を取り入れた「ニュースTODAI」を放送。 80年代後半に入ると夜のみならず、夕方のセットデザインも変化が見られるようになった。84年に放送開始したFNNスーパータイムのセットデザインはシンプルは作りでキャスターが立って伝えるという方法を用いた。その影響は大きく、他の夕方ニュース番組もその手法をとるようになった。

90年代~00年代[編集]

この頃になるとセットデザインは多様化する様になった。 この年代の夕方ニュースセットは今と比べるとやや薄暗く感じるのが特徴。

10年代~現在[編集]

2011年の春、NHKのニュースセンターは大規模なリニューアルを行った。セットはシンプルなデザインだった。デザインの統一化を図った。しかし、当時の視聴者からは「セットがシンプル・地味すぎる」という苦情があったそう。前年度まで奥行のあるセットだったためか、なかなか受け付けられなかったという。NHKニュースセンターはそれ以降、2022年現在に至るまで大規模改装は行っていない。10年代初頭にnews every.が放送開始。夕方の番組と言えば、夕方をイメージしたセットだったが、この番組では最初からピンク色で当時は賛否両論だった。

今後[編集]

いかにニュースが入ってくるか、デザインは重要である。シンプルな作りの方が情報が入り易いメリットもある。近年でばバーチャルセットも導入されている。2年後、3年後、どのようなデザインになっていくのか予想してみても面白い。私としては奥行感のあるセットが好きだ。2010年代初頭のデザインが一番クオリティが高かったと思う。10年後、20年後、も予想すると近未来的なデザインになっているかもしれない。想像をするというのも良いかもしれない。近年ではセットデザインの過激化が進み、ニュースの本質を忘れている様に感じる。とある朝の情報番組のスタジオセットはネット上で賛否が分かれた。