ものさし

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ものさしは、長さの基準量を示す、または物体の長さを測る目的で使用される測定器[1]。度器のうち、線度器に分類される。日常生活では直線状に加工した側面に目盛りを刻んで長さの測定に使用する直尺をものさしと呼ぶことが多い。

最広義には度器をものさしと呼ぶ。

度器は線度器端度器に大きく二分される。線度器とは、物体の表面に引かれた目盛りで長さを測定するもので、ものさし(狭義)、巻き尺、曲尺などが含まれる。

端度器とは、物体の大きさまたは間隔により長さを定義するもので、ノギス、ブロックゲージなどのゲージ類が含まれる。端度器で定義した長さの有効数字は、一般に線度器で測定した長さのそれに対し1-2桁多い。

よく似た道具に「定規」があるが、こちらは真っ直ぐな線を引くためのものであり、長さを測るための道具ではない。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 『岩波理化学辞典 第3版』 玉虫文一, 富山小太郎, 小谷正雄, 安藤鋭郎, 高橋英俊, 久保亮五, 長倉三郎, 井上敏、1979年8月30日(原著1935年)、第3版第10刷。