まだガンには効かないがそのうち効くようになる
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まだガンには効かないがそのうち効くようになるとは、過信の表れであり、インターネットスラングのひとつ。ゲームやアニメ、あるいはアイドルなどを、素晴らしいものであり、もしかしたら病気まで治るかもしれない、とまで信じる気持ちのこと。
元ネタ[編集]
元ネタは、日本では2008年に公開されたドイツ映画「ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー Nuclear Blast Story」の一幕。この映画は、ヘヴィメタルレーベルとして知られる「Nuclear Blast」の歴史を追ったドキュメンタリー映画。ドイツの片田舎でしかない村に、のどかな風景には似つかないヘヴィメタルレーベルが誕生し、村と密接に関わりながら人気を博していく様子を映し出した作品。そこに登場するファンが語ったのが、この「(ヘヴィメタルは)まだガンには効かないが、そのうち効くようになる[1][2]」というセリフである。
ここまでは映画の迷セリフのひとつでしかなかったのだが、このセリフの字幕が付いたキャプチャー画像が、2017年にナショナルジオグラフィックの番組内で発せられた「このおいしさはDNAに素早く届く」というセリフと共に、「根拠のないセリフを言い切れる外国人」として拡散され[3]、科学的根拠がまるでないながら真剣さの伝わるセリフとして話題になった。その後も使いやすい定型文として、「○○はまだガンには効かないが…」と一部で使用されている。
むろん、ガンには効かない。
派生[編集]
派生形として、新型コロナウイルスが流行した2020年に「まだコロナには効かないがそのうち効くようになる」という言葉が多用された。