つつこ引き祭り
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つつこ引き祭り(つつこひきまつり)とは、福島県伊達市保原町に伝わる祭りである。奇祭として知られている。
概要[編集]
この祭りは旧正月、現在の暦で1月25日に近い日曜日に、厳島神社祭礼として行なわれる。
この祭りの由来は享保年間の享保の大飢饉の際、当時は松平通春と名乗って梁川藩を治めていた後の尾張藩主・徳川宗春が、困窮する農民に対して種籾を与えて救済したのを領民が大いに称えたのが起源であるとも、飢饉により豊作を望む農民が豊作を占う年占行事として始めたものとも言われており、諸説があって定かではない。寒風の中、長さは1.5メートル、重さは数百キロに及ぶ大つつこ(藁を束ねて筒状にして、中に赤飯を詰めたものとされる)を数時間にわたり、裸の若い男たち数十人が引き合う祭りである。