しあわせなんて、なければいいのに。
しあわせなんて、なければいいのに。は、乃木坂46の元メンバー北川悠理が脚本・主演を務める日本の実写映画。2024年5月17日よりLeminoで独占配信がスタートした。
あらすじ[編集]
主人公はなかなか学校になじめない高校二年生の白木鴇 (しらき とき)。「ツキヨル」と略される小説の大ファンであり、駅で自作のCDを配っていたツグミとの出会いをきっかけに、小旅行のような形で行われた小説のオフ会にツグミと共に参加することに。そこでの同年代の仲間との出会いをきっかけに、鴇は自分の本当の気持ちと向き合うようになり、学校に馴染めない原因となっていた朱里との関係が変化していく。
キャスト[編集]
登場人物[編集]
全て乃木坂46の4期生のメンバー・元メンバーである。
- 白木鴇 : 北川悠理
- ツグミ : 筒井あやめ
- 紫陽花 : 遠藤さくら
- ローズ : 矢久保美緒
- かすみ : 佐藤璃果
- 朱里 : 賀喜遥香
- 瑠璃紗 : 田村真佑
- 黄月 : 清宮レイ
- 藍栖 : 柴田柚菜
- 橙子 : 金川紗耶
- 蒼実 : 弓木奈於
- 緑 : 黒見明香
なお、本来は松尾美佑も出演予定だったが、撮影期間中に新型コロナウイルスとインフルエンザの双方に感染したことで出演が見送られた。代役なのかは不明だが、矢久保美緒が代わりにセリフを割り当てられたとのこと。[1]撮影時点で乃木坂46を卒業していた早川聖来、撮影当時休養中だった林瑠奈・掛橋沙耶香も不参加である。
製作陣[編集]
- 原案:北川悠理
- 脚本:北川悠理、伊達さん
- 監督:高橋栄樹
制作経緯[編集]
この節を最初に書いた人はまさか北川悠理さんご本人がいらっしゃるとは思っていなかったので若干冷静さを失っていたことと、舞台挨拶から2日後に文字起こしをしているため、12月10日の舞台挨拶については多少のずれが含まれる可能性があります。
試写会での北川の舞台挨拶[2]では、「乃木坂46の活動していく中で、お芝居が好きだなって思ったりして。私は自分の言葉で話すのが少し苦手というか、こういうふうにゆっくりになるんですけど、役を通してだと人生で1番感情を出せるなって思ったんです。そして卒業するにあたって、ファンの皆さんに何か恩返しができたらいいなって。あと、大好きなメンバーやスタッフさんと何か作れたらいいなって思いました。私は大変な時、映画やドラマが“自分が逃げ込める場所”というか、居場所みたいな感じがしていて。だから、そんな居場所をみんなと一緒に、最後に新しく皆さんと共有できる居場所をつくれたらいいなって思って『映画を作りたいです』っていうお話をさせていただきました」と語った。この企画は北川が卒業を決めた時から考え始めていたとのことで、「こういうことやりたいですってスタッフさんに自分なりにスライドを作ってプレゼンしました。そこで『脚本を書いてみたら?』って言ってもらって、じゃあ実現できるかわかんないけど、とりあえず頑張って脚本を書いてみたら、本当にいろんな方に助けていただいて、完成まで至ったので結構長かったかもしれないですね」と周囲への謝辞とともに制作過程を振り返った。
12月10日の舞台挨拶では、北川はこの作品を「応援してくださっていたファンの皆さんが帰って来られる居場所になってほしい」と語るとともに、自身にとってもこの映画が居場所になっていると語った。執筆段階では北川が主人公を務めることを含めキャストは決まっておらず、鴇と北川が重なる部分もあくまで別のキャラクターとして鴇になりきって気持ちを考えて執筆したそう。執筆の際は登場人物のことを深く理解するのに時間がかかったが、一度理解してしまえば順調に執筆が進んだとのこと。書き切った後に自分の原稿を手直しする際もまるで他人の原稿を修正する感覚であり、「自分で書き切ったという感覚はあるんですけど、自分の作品ではないみたい」と感じたと語っていた。撮影は2023年の夏、北川がアメリカへ留学に出発する1週間ほど前まで行われたそう。北川は演じることについて「自分は感受性が豊かな方なので、嬉しいことももちろんですけど、悲しいこととか辛いことを何倍にも感じることが多くて、でも演じる時にはキャラクターが感じていることを理解できるので、自分の短所が演じるという点では長所に変わっていきました」と語り、最後には今後も女優業を中心にしつつ、脚本の執筆についても趣味ですでに書いたものがあると述べるなど、双方の活動に意欲を示していた。
映画館での上映[編集]
2024年5月16日には試写会を実施。「Leminoプレミアム会員」の中から50人、「乃木坂46モバイル会員」の中から200人が抽選で招待され、出演メンバーが登壇した。
また、2024年12月 ~ 2025年1月にかけて開かれる「MOOSIC LAB 2025」にノミネートされ、K's cinemaで12月10日・12月19日に上映された。10日の上映では、高橋監督の代わりに北川が舞台挨拶で登場。制作経緯などを語った。
脚注[編集]
- ↑ 短いですが、、すみません。 松尾美佑公式ブログ
- ↑ 元乃木坂46・北川悠理、約1年ぶりにファンの前に いきなり涙ぐみ…司会の田村真佑びっくり「泣いてる!」 クランクイン!
外部リンク[編集]
- しあわせなんてなければいいのに 公式サイト (Lemino)