さよなら、うつつ。
最低の鬱
完成しました
『さよなら、うつつ。』は、同人サークル「羊おじさん倶楽部」が製作した、18禁ADVゲーム(ノベルゲーム)。「世界に失望するヒーロー式薬物ADV」。
- 18禁
- 学園もの
- 恋愛ゲーム
- 電波系
- 狂気
- 薬物
- 哲学
- メタ
- 実用性低し
概要[編集]
「正義の味方やめますか?それとも人間やめますか?」
2014年8月、コミックマーケット86 で 1円で配布された。現在は公式サイトから無料配布されている。
2016年2月、シナリオを大幅追加し、コンセプトを一新した「さよなら、うつつ。 ~金で買える程度のハッピーデッドエンド追加版~」(さよなら、ゆめ。)が通信販売を開始した。540円。これには旧ルートも含まれている。
あらすじ[編集]
高校生・間宮夏月(まみやかずき)は、仲の良い幼馴染・天河沙希(あまかわさき)と幸福な学生生活を送っていた。しかし、自分が日々「役割」を演じているだけの存在に感じ、憂鬱になる。沙希との関係も「幼馴染ごっこ」をしているようなものではないか? ―――彼がそう思うのには、幼い頃のある出来事が関係していた。
そんな時、謎の転校生・鏡水夜(かがみみよ)が現れ、夏月に「あなたは救世主の素質がある」という。水夜の謎めいた魅力と、自分にしかできない「救世主」=ごっこ遊びではない自分の価値に、夏月は惹かれてしまう。そんな夏月に水夜が手渡したのは麻薬だった。麻薬が世界をつなぐ架け橋だというのだ。最初はつっぱねた夏月だが、結局、麻薬を使ってしまう。
麻薬の力を借りて、向こうの世界(ムンドゥス)に行き、邪悪な存在(モルタリス)を殺し、夏月は救世主となった。もちろん、今までいた側の世界(フェブラ)では、それは殺人事件として扱われている。沙希との平凡な日常生活と、水夜との麻薬の力を借りて敵を倒す「二重生活」を送っていく夏月。果たしてどちらの世界が、彼にとって本当の世界なのか・・・・・?
小ネタ[編集]
- ぼくが愛したゴウスト - 沙希が夏月に貸していた小説は実在する。作者は打海文三。
関連項目[編集]
- メタフィクション恋愛ゲーム
- 胡蝶の夢
- 羊おじさん倶楽部 - 制作サークル。
- エリック・サティ - フランスの作曲家。代表作『ジムノペディ』『グノシエンヌ』などが、本作中で効果的に使われている。
- さよならを教えて - 冒頭の注意書きは、このゲームのオマージュと思われる。
外部リンク[編集]
- 公式ページ
- ErogameScape -エロゲー批評 - みんなのレビューが見れる。
- Twitter - 羊おじさん倶楽部
- さよなら、うつつ。 自己考察1 - 作者本人の解釈。