こんなの嘘でしょ

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こんなの嘘でしょ・・・何故なんですか・・・

 - ピエール・セドリック・ボナン(Pierre-Cédric Bonin)

こんなの噓でしょとは、ピエール・セドリック・ボナンがエールフランス航空447便の墜落直前に発した言葉である。

こんな概要嘘でしょ・・・何故なんですか・・・[編集]

この迷セリフがなぜメーデー民の間で広く知られることになったのか。それにはボナンの初歩的なミスが関係している。この初歩的なミスを解説するには、エールフランス航空447便失速について少し知る必要がある。

知りたい方は、以下の折りたたみを展開してほしい。

説明
 

まず、エールフランス航空447便は飛行中にピトー管にレバノン料理氷が詰まり、速度計が使い物にならなくなった。この時機長は休むために不在であった。この時、エールフランス航空447便にはボナンと2人の副操縦士がいた。なお、ボナンも実は副操縦士であり、このときエールフランス航空447便のコックピットには副操縦士しかいなかったことになる。

その後ボナンがサイドスティクを引くと、失速警報が鳴りだす。一人の副操縦士は、「何の警報だ?」と警報の内容が分かっていない様子であった。

その後、3人目の副操縦士が機長を呼び戻しに行った。

ボナンが「私が操縦する」と言った。しかし、エンジンの出力は最大にしたものの、ずっと機首を上げたままであり、本来失速の対処方法である「機首を下げる」という動作をしなかった。

途中、ボナンではない方の副操縦士が機首下げを試みたものの、ボナンが機首上げを止めなかったため、入力重複。「Dual input!」と警報が鳴り、操縦が相殺されてしまった。すぐに副操縦士は優先操縦ボタンを押したが、ボナンもすぐ押したため意味がなかった。[1]

これにより、十分な揚力を得られず、エールフランス航空447便は落下していった。

機長がコックピットに戻ってきたとき、1人の副操縦士が「頼む・・・上がってくれ・・・」と言った後、ボナンが「でもずっと目一杯引いてます!」と発言。機長は驚いた様子で「駄目だ!機首を上げるな!」と叫んだ。しかし時すでに遅し。この時機首を下げたとしてもディープストールに陥っていたであろうエールフランス航空447便を回復させることはできなかったであろう。

その何分か後にはGPWSが鳴りだし、"PULL UP!"と警報音が作動。副操縦士が「このまま墜落します・・・」と発言。その後ボナンが「こんなの嘘でしょ・・・何故なんですか・・・」と発言。墜落した。

そう、失速の初歩的な対処が出来なかったこと、俳優の迫真の演技により有名になってしまったのである。

因みに、メーデー民はエールフランス航空447便のように失速から抜け出せずに機首を上げたまま墜落することを「ボナン落ち」と呼ぶ。

注意[編集]

  1. エアバスA320シリーズはサイドスティック方式のため、サイドスティックが連動して作動しない。そのため、機長席側と副操縦士席側のサイドスティックが同時に動かされると、入力が相殺される。優先操縦ボタンを押すと、押した側のサイドスティックの入力が優先されるようになる。