ありがち

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ありがちとは、あるあるの類語である。「あるある」は「あるあるネタ」としてネタにできるが、「ありがち」は失敗談として語られるか、教訓として伝えられるなどの傾向がある。
意味としては、おおむね「つい(一般的な意味での)周囲の人を困惑させてしまうこと」の総称である。

概要[編集]

バーテンダー業界においては、アイスピックの使い方において、「アイスピックはしっかり握らず、ゆるく抜くように持て」と教えられる。なぜかというと、氷をぶちぬいて手を怪我することがあるからである。「あぁ、やったやった」となるとありがちになる。
元自衛隊員だと、自分のことをつい「自分」と言ってしまうとか、「給料日」を「俸給日」と言ってしまうとか、「別に恥ずかしいことではないのだが、なんとなく」な感じになってしまうのがありがちである。
医療関係者だと、「熱とか測っとこうか」という場面で「バイタル取っとこうか」と言ってしまい、周囲が困惑したりする。なお、「体温、血圧、脈拍数、酸素飽和度、体重」などが家庭で測れる代表的なバイタルサインである。
同じく、看護学では「発熱」を「熱発」、「氷枕(こおりまくら)」を「ひょうちん」と呼ぶなどの例があるが、ゴム製の「氷枕」は英語では「ウォーターバッグ」であるので、「水枕」である。には氷水も含まれれば湯も含まれるので、「ゆたんぽ」としても使えるのだが、それを理解していない看護師もいるらしい。実際に「褥瘡」が患者に通じなくて「『床ずれ』って言わないと通じないよ」というケースもあった。
行き交うときに「御安全に」と挨拶されたら「あぁ、製造業や土木・建築関係者だな」と判断して「御安全に」と応えるし、「さようなら」だったら「京都の人だな」と判断して「さようなら」で問題はない。「もうかりまっかー」は「ぼちぼちでんなー」である。「ぽ」に「ぽ」はネット民であり、「あけおめー」「ことよろー」で構わない。
こういった日常的なトランザクションにおいて、相手を困惑させてしまった失敗談がありがちである。

参考文献[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]