Zollamtsbrücke

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Zollamtsbrückeを走る地下鉄U4号線
参考:お茶の水の風景

Zollamtsbrücke(ツォルアムツ ブリュッケ)は、ウィーン川を渡る、ウィーン地下鉄U4号線の橋。文化遺産であり、インネレシュタット地区とラントシュトラーセ地区をつなぐ。ラントシュトラーセ駅、シュヴェーデンプラッツ駅の間にあり、地面よりも低いところで川を渡っている。また真上には、歩行者・自転車用のZollamtssteg(stegは歩道橋の意)がかかる。この光景が、日本・御茶ノ水付近の丸ノ内線と松住町架道橋に見えることから、ウィーンの御茶ノ水として知られる。

川に対して斜めに架橋されており、橋台との角度は30°ほど。長さは64.35m。

歴史[編集]

1900年、ウィーンの公共交通設備の整備に関する法律に基づくウィーン川制御法規のもと、シュタットバーンと呼ばれる蒸気鉄道の橋として建設された。設計者はオットー・ワーグナー。名称は近隣に存在したウィーン中央税関(Wiener Hauptzollamt)にちなむ。

1901年からシュタットバーンの車両が走り始めたが、1925年には架線が張られ、ウィーン電気都市鉄道として使用されるようになった。さらに1978年から、電気都市鉄道としての運行が終了し、ウィーン地下鉄U4号線となると、架線が再度撤去され第三軌条が追加された。

2004年、欧州で初めてFFU(ガラス長繊維強化硬質発泡ウレタン)合成木材を使用した枕木が採用された。