SIREN (ゲーム)
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SIREN(サイレン)とは、ソニー・コンピュータエンターテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が2003年11月6日にPlayStation 2用に発売したコンピュータゲームである。
概要[編集]
本作は発売年と同じ2003年(昭和78年[1])の日本の村を舞台とした和風ホラーゲーム(公式なジャンルは「ジャパンダークサイドモダンホラー」。)で、後述する「視界ジャック」など、特徴的なシステムが多く、高い難易度と斬新なシステム、最後まで謎を残すエンディングで一部のゲームファンから熱狂的な支持を受けている。また、このシステムは続編である「SIREN2」や「SIREN: New Translation」にも受け継がれている。
ゲームシステム[編集]
- 視界ジャック
- 本作では先述したように「視界ジャック」という技を全キャラクターで使う事ができる。視界ジャックは、敵や仲間の視覚、聴覚をジャック(盗み見る)事でその人物がどこにいるか確認するという技。このようなシステムが用意された理由は、マップ内に敵がどこにいるか表示されない事や、ステージ攻略のヒントを呟いていたり隠している敵がいたり、キャラクターの視界が狭く、あまり遠くを見る事ができないためである。
- 高難易度
- このゲームは、他のホラーゲームと比べるとかなり難しく作られている。プレイヤーキャラの殆どは一般人であり、銃刀などを持っていない他、武器も火かき棒などの村に落ちている物等を使う[2]。その上、敵はプレイヤーを見つけるとすぐに追ってきて攻撃する。そのため、敵を上手く陽動し、戦闘を避ける戦い方が重要になる。これらが高難易度化を推し進める原因となっている。
主なキャラクター[編集]
以下にはネタバレが含まれています。
- 須田恭也(すだ きょうや)
- 本作の主人公の一人。通称SDK。なお、制作中のテスト版では「前田恭也」という別人が主人公となっていた。オカルト掲示板で本作の舞台となる「羽生蛇村」で起こった住民大虐殺事件の噂を見つけ夏休みを利用しマウンテンバイクで羽生蛇村へ向かうも、怪しげな儀式を目撃し異変に巻き込まれる。
- 竹内多聞(たけうち たもん)
- 本作の主人公の一人。城聖大学に勤務する民俗学講師で、羽生蛇村調査のため村へ訪れたが、異変に巻き込まれる。
- 宮田司郎(みやた しろう)/吉村克昭(よしむら かつあき)
- 本作の主人公の一人。羽生蛇村の「宮田病院」に勤務する医師だが、実際は儀式を邪魔する人間を始末する役割を果たしている。彼のシナリオでは、ネイルハンマーなどの殴打して敵を倒すような武器を使用する機会が多いため、ファンからは「撲殺天使」と呼ばれることもある。特にネイルハンマーは一発の攻撃力が銃一発と同等というぶっ壊れ性能であるため、弾薬節約のために盛んに使われた。求導師として人々を導く事に憧れを持っており、牧野が自分より有能であればまだ諦めがついたかもしれないが、牧野が八尾に頼りっぱなしであることもそれを助長している。ストーリー後半、交差点にて双子の牧野と互いへの想いを吐露し、自身の頭に銃口を向ける。この時は宮田が持っていた懐中電灯が落ちるなど、自殺したかのように描かれるが...?
- 牧野慶(まきの けい)/吉村孝昭(よしむら たかあき)
- 眞魚教の祭司(求導師)であり、村の人々から信頼を得ているが、本人はそれを重荷に感じている。また、八尾比沙子にかなり縋っており、ファンからは「八尾コン」と言われることも多い。交差点で宮田が自殺したように描かれているが、実際は牧野を射殺しており、牧野の服を着て牧野と成り代わって行動する。ゲーム内でも名前は宮田が成り代わった後も「牧野慶」となっているが、声などでバレバレとなっている。
- 恩田美奈
- 宮田が勤務する宮田医院の看護師である。宮田とは恋仲であったが、宮田のコンプレックスに触れてしまったことが原因で宮田に絞殺される。その後、宮田によって埋められるが、サイレンによって屍人化し復活。
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