Monikaされた事案一覧

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ここではインターネットミームの一種であるJust Monika.によって「Monikaされた」作曲・作品等を一覧化している。

概要[編集]

Just Monika.というインターネットミームとは、『Doki Doki Literature Club!』に登場する一節である。 日本語では「ただモニカだけを」や「モニカだけ」等で翻訳されているが、その強烈なフレーズはインターネットミーム化するのに苦労はしなかった。
このページでは『Hej Hej Monika』や『Mambo No. 5 (A Little Bit Of…)』等でJust Monika.のネタと共鳴してミーム化したものを一覧化している。

楽曲編[編集]

Hej Hej Monika[編集]

  • 元ネタ:Nic and the Familyの『Hej Hej Monika』

2004年のスウェーデンでリリースされたNic and the Familyの『Hej Hej Monika』は、Just Monika.のインターネットミームとともに広まった最初の事案と言える。
ミームのきっかけは、同じスウェーデン出身のYoutuberであるPewDiePie氏が、『Doki Doki Literature Club!』のプレイときっかけに歌ったのが最初。 この動画をベースにPartyInBackyard氏がリミックスした動画がブレイクし、今日に至る。

日本ではバーチャルYoutuberの代表的な存在であるキズナアイが歌ったことでも知られているが、これはキズナアイがPewDiePie氏のミームに感染したのがきっかけでこの動画を作っている。
なお、元ネタの楽曲には、何故か日本語版が存在しており、『ねぇねぇモモコ』と名前が変わってしまっているため、本来はそっちで知られるべきな感じではある。(名前を除いてはちゃんと日本語に翻訳されているので問題はないはず)

あくまでもこの楽曲は同じスウェーデン人だからこそ見つかったものであり、日本人ならばむしろ吉川晃司氏の『モニカ』をミーム化すべきである。

Monika No.5[編集]

  • 元ネタ:Lou Begaの『Mambo No. 5 (A Little Bit Of…)』

フィギュアスケートでも使われている『Mambo No.5』を、ルー・ベガ氏がダンス・ポップ風にアレンジしたバージョンでは、使われている歌詞だけでミーム化されてしまった事案となっている。
歌詞の一節にある『A little bit of Monica in my life』を利用し、ガールフレンドだった名前を全て「Monika」に置き換えるというMAD動画的にブレイクし、そのままミーム化された。
驚いたことに「A little bit of……」から始まる部分で全てMonikaに置き換えても、ほとんど違和感が無いという奇跡が起きており、無意味に音MADとは思えない出来になってしまっている。

いつしかフルバージョンではタイトルが『Monika No.5』となってしまっており、歌詞にも『DDLC』本編に出てくる単語に変えられまくっており、本格的な音MADの形相になっている。

なお、このミームはルー・ベガ氏のバージョンのみ有効であるため、フィギュアスケートやフジテレビのドッキリ番組、『パロディウス』等で使われている楽曲では無効化される場合がある。
また元ネタのモニカのスペルは「Monica」ではあるが、後述するミームでは「MonicaでもMonikaでも一緒くたにミーム化」されるため、そのあたりのtypoは無視されやすい。(ダジャレや同音異義語の領域に近く、突っついてもあまり意味がない)

元ネタ自身も海外では一種のミームになっており、この『Monika No.5』は2つのミームがミックスされたものである。

モニカ[編集]

  • 元ネタ:吉川晃司の『モニカ』

1984年2月1日に日本でリリースされた吉川晃司の『モニカ』は、ある意味日本人でミーム化しそうでなかなかしない楽曲とも言える。
というのもこの楽曲は芸人の陣内智則がネタである『カーナビ』の一節で「Oh! サンクスサンクスサンクスサンクス を右です」の方が有名すぎるため、『DDLC』が押し負けているのが原因である。
また、『DDLC』は「モニカがプレイヤーに愛を伝える作品」であるものの、『モニカ』は「失恋ソング」であるため、ある種「真逆の作品」になっているのもミーム化されない理由なのかもしれない。

とか言ってたら2018年に『ドキドキ小ネタ集クラブ』でついにミームとなっていた。 ちなみにこの動画では他のMonika.ネタやDDLC全体での小ネタを集めた動画となっている。

ミーム化されていない楽曲[編集]

Eurovision Song Contestに出場したMonika[編集]

  • 元ネタ:Eurovision Song Contestに出場したIslandの『Μόνικα』

1981年のEurovision Song Contestで見事優勝したIslandは、自作の楽曲で『Μόνικα』を歌っている。
スペルもピタリと合っているのだが、キプロスという国の遠さや1981年でしかもコンテストに出場した作品であるため、ミーム化というよりも、そもそもの知名度が低いのが原因である。

Jala BratのMonika[編集]

  • 元ネタ:Jala Bratの『Monika』

2019年9月にリリースされた『Monika』は、もはやカモネギのようなものではあるが、DDLC自体があまり言われなくなった関係でミーム化されていない。

作品[編集]

Monika Toy[編集]

  • 元ネタ:マウリシオ・デ・ソウザの『Turma da Mônica』

ブラジルでは『サザエさん』のように絶大な人気を誇っている、マウリシオ・デ・ソウザの『モニカと仲間たち』は、まさに「名前」から来たミームネタである。
Youtubeでは『Monica Toy』というシリーズが配信されていたため、いつしかコメントに「Just Monica」と出された瞬間に、ミーム化が始まったと言われている。

ものの見事に同作品は『DDLC』と同様にハイティーンの世界である『モニカと仲間たち 若者編』が存在しているため、2人のモニカが出会うのも近いのかも。
なお、モニカというキャラクターは日本にも存在しており、『プリンセスコネクト Re:Dive』(元は『グランブルーファンタジー』)や『ソフィーのアトリエ』など、探すのに苦労はしない。

親和性の高い他作品[編集]

ととの。との比較[編集]

日本だけでなく海外のユーザーも言われているのが、ニトロプラスの『君と彼女と彼女の恋。』との比較である。 どちらも現実世界に居るプレイヤーそのものを認識する、ゲームそのものへの干渉、意図されたバグ演出が発生することまで、共通点が非常に多い。
実際『DDLC』の有志MODである『Monika After Story』では、モニカ自身が『ととの。』のヒロインである曽根ちゃんについて語る会話データが存在しているほどで、ファンの間ではポピュラーなネタになっている。

開発者は『DDLC』開発中は他作品のことを触れていなかったとのことで、『ととの。』を知る前に開発して終えた後にほぼ同じ作品があって驚いていたらしい。
一方のニトロプラス側もこのことについてはなぜか沈黙を続けているが、向こう側はこういうゲームが来たら来たで「これは挑戦状だな」と言って何か創りだすような企業だったはずなんだが……。

同じRen'pyの『かたわ少女』との関係[編集]

同じゲームエンジンであるRen'pyを採用し、プレイするのに料金がかからないFour Leaf Studiosの『かたわ少女』とは、時よりクロスオーバーが見られることがある。
そこまで頻繁ではないにしても、同じRen'pyでどちらも「普通でないゲーム」ということから、どことなしか仲間意識があるのかも。 ちなみに『DDLC+』ではUnityへとゲームエンジンを変えたので、むしろ『ゆめにっき』などの方が仲間意識が高くなってしまっている。

海外ゲーム勢である『ネコぱら』との関係?[編集]

どういうわけか『DDLC』がダウンロードコンテンツをSteamで販売している関係なのか、それとも日本から見て同じ海外勢と見ているのか、NEKO WORKsの『ネコぱら』との関係もある。
よくよく考えてみると雰囲気的に離れている作品でありながら、時よりごった煮にしているのは、アメリカ流のミーム化の影響の現れなのだろうか。 ちなみに国籍が異なるものの『Helltaker』もネタにされているほどである。(しかもそっちはゲームエンジンも違う)

バーチャルYoutuberや初音ミク等のボーカロイド関係?[編集]

ミームとまではいっていないが、ゲーム内のキャラクターが自立して行動する=AIという風に見えることから、バーチャルYoutuberが軒並み『DDLC』をプレイするようになっている。
おそらくキズナアイがプレイしたのだから、皆もプレイし始めたと見ているのだが、そこに結託とかあるのかはさっぱりわからない。

また『Monika After Story』等でも語られているが、初音ミクなどのボーカロイド関係とも親和性が高いと言われている。 実際Monika自身も最後にはピアノ弾きながらメインテーマを歌うため、そういうところから共鳴し合うのかもしれない。