ボンバルディア DHC-8-Q400CC
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ボンバルディア DHC-8-Q400CC(キューよんひゃくカーゴコンビ: Cargo Combi)は、カナダのボンバルディア・エアロスペース社が製造・販売している双発ターボプロップ旅客機。2018年現在、各国の航空会社では唯一琉球エアーコミューターのみに向けて導入されており、同社の路線にて運用されている。ターボプロップエンジンを搭載したDHC-8-Q400を原型に、貨物室を拡大するカーゴコンビ仕様としたもの。
最後部の座席数列分を貨物室として拡張し、23m2の容量を確保している。これは琉球エアーコミューターが本機導入前に運用していたQ100の2.5倍であり、通販などで増加する運送需要や生鮮食品の輸送に備えたものとなる。貨物室のため後方の出入口2箇所を廃しており、代替の非常口が翼付近に設けられている。
客席は50席で、短距離便が多いため全席がエコノミークラス、リクライニング不可となる。ただしJAL SKY NEXTの革張りシートになっており、居住性は上々。便により機内で飴や飲み物のサービスがある。搭乗する客室乗務員は1名。ちなみに客室乗務員は乗客50名につき1名という規則があり、客席数はそれに合わせているのかもしれない。
機内にはモニター等の設備がないため、シートベルトや非常用設備の案内は、アナウンスによる説明に合わせて、デモンストレーション用設備を用いて客室乗務員が実演する形となる。
塗装はJAL系列のためいわゆる新鶴丸マーク、機体側面には「RYUKYU AIR COMMUTER」の文字が入る。2015年年末より導入が開始され、受領順に登録番号JA81RC〜JA85RCの5機が飛行している。