1ビット通信(1ビットつうしん)とは、信号のオンかオフの2通りだけで行われる通信のこと。極めて小さい動力でも行えるが、何も知らない人には何を意味するか分からない。
宇宙探査機が飛んでいて、通信途絶寸前の状態になっているとき、1ビット通信を行うことがある。例えば、現在の速さを知りたいとする。「秒速30km以上?」という信号を送って、信号が返ってきて、「秒速40km以上?」では信号が返ってこなかったなら、現在秒速30km以上40km未満で進んでいることが分かる。このようなやり取りを繰り返し、機体の状態を把握する。過去に、のぞみやはやぶさで使われた。