麻酔科

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労働スタイル[編集]

地域や病院にもよるだろうが、麻酔科の医師はQOLが高い傾向にある。

外科医の場合、患者と担当医の組み合わせが明確に決まっており、様態が急変した場合には時間外でも対応しなければいけないことが多い。一方、麻酔科医の場合、「この麻酔科医でなければこの患者に対応できない」という事態がまず存在しない。そのため、麻酔科医が複数人いる病院であれば、シフトを組んでバトンタッチすることができ、安定した休日を確保することができる。

麻酔科医が主に活躍するのは「手術」の際だが、手術は事前にスケジュールが決まっていることが主であり、その点でも計画的に働きやすい。(もちろん、緊急のオペが発生した場合には、にわかに忙しくなるが。)

一般の人は「麻酔」と聞くと、手術の最初に患者を眠らせるための注射を連想するが、実際の仕事はそれだけではない。手術中に血圧などが異常な動きを見せた際に、薬物を投与して適切にコントロールすることも麻酔科の仕事である。そのため、手術の最初に麻酔を打ったらハイ終わりではなく、手術の最中も急変に備えて待機している。とはいえ、順調に手術が進んでいれば(外科医ほどの)大変な仕事があるわけではない。病院によっては、手術室のなかに間仕切りがあり、外科医から見えないところでスマホをいじったりして待機していることもあるという。筆者の友人の麻酔科医がそう語っていたので、間違いない。

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