ニワトリ

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ニワトリ(鶏)とは、赤色野鶏を家畜化して家禽化したもの。日本では愛玩用とされ、チャボなどが輸入されたが、食用とされることはあまりなかった。姿を愉しむ「尾長鶏(おながどり)」のほか、鳴声を愉しむ「唐丸(とうまる)」、「声良鶏(こえよしどり)」「東天紅鶏」(トウテンコウ)などの品種が定着している。
例外的に、日本人が東南アジア諸国に進出して以降に「闘鶏」の文化が日本に移入されて以降、「軍鶏」(=「唐丸」。「唐丸籠」という言葉が残っている)は食用とされた。

概要[編集]

食肉(鶏肉)として利用されるのは、海外から食鶏が移入された以降であるという。 食肉用のほかに鶏卵用の品種もある。通称「ブロイラー」と呼ばれるものは、白色レグホンである。国内では比内地鶏名古屋コーチン薩摩地鶏などの食肉用の品種が作出され、それぞれブランドとなっている。軍鶏系の食用品種もあり、「東京シャモ」「長崎大王」などが知られている。
気性が激しく、縄張り意識が強いため、ケージ(鶏舎)で飼うとオス同士が争い、ときには相手を殺すこともある。
これは相手が人間であっても同様で、「上野動物園のカバ園長」として有名な西山登志雄さんは、新人のころに鶏の飼育係として配属されて腐っていたところ、鶏に襲われて「殺されるかと思った」という経験をして認識を改めたという。タイ(旧称は「シャム」。「軍鶏(シャモ)はここに由来する」)では蹴爪に金属製の刃物のキャップを被せて闘鶏を行なわせるという話があり、体重が5kgを越える長崎大王が武装して襲ってきたとしたら、丸腰で勝てる気がしない。

その他[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]