首都圏バトル
首都圏バトルとは、南関東エリアの首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に存在しているJ2リーグ所属のサッカーチームが合同で開催しているコラボレーション企画である。
2015年と2020年は『首都圏バトル4』、2018年と2019年と2021年は『首都圏バトル5』として開催されている。
概要[編集]
2015年3月2日に発表されたJ2の大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FCの4チームが合同で企画した『首都圏バトル4~じゃない4の逆襲~』が始まりであり、現在は「J2の首都圏チームによる合同企画」として使われている。
かねてからJリーグにおいては「同じ地域での対決」(ダービーマッチ)も存在しており、2010年から開催されている「バトル・オブ・九州」や、2011年から開催されている「PRIDE OF 中四国」もその1つである。
数字の4や5はシリーズ番号ではなく、「5いっしょ3ちゃんねる」や「首都圏ネット4」のような「参加するチーム数」を表しているため、『首都圏バトル1』があるわけではない。
このため『首都圏バトル5』は2つ以上で使われているため、ページではサブタイトル側で表記することにしている。 なお、ゆるい企画なので『じゃない4の逆襲』などのネタ系のタイトルが使われている。
企画は元気が開発した『首都高バトル』とのもらい事故の話が有名であり、企画当初からコラボレーションのポスターやアイテムを用意している。
シリーズ一覧[編集]
年 | サブタイトル | 参加チーム | 備考 |
---|---|---|---|
2015 | 首都圏バトル4~じゃない4の逆襲~ | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC | |
2016 | (未開催) | ||
2017 | (未開催) | ||
2018 | 首都圏バトル5 -新たな希望- | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC、FC町田ゼルビア | |
2019 | 首都圏バトル5 -王の帰還- | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC、FC町田ゼルビア | この年に優勝した柏レイソルは参加を辞退 |
2020 | 首都圏バトル4 –4thの覚醒– | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア | |
2021 | 首都圏バトル5 –ファントトモニ・メゲナイデス- | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、SC相模原 | |
2022 | 首都圏バトル4 -夜明けを目指して- | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア | 横浜FCが参加を辞退 |
2023 | (未開催) |
首都圏バトル4~じゃない4の逆襲~[編集]
2015年に開催された大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FCの4チームの合同企画。 当時全チームJ2に所属していたため、トップカテゴリーのJ1"じゃない"ということで付けられたのかもしれない。
首都圏バトル5 -新たな希望-[編集]
2018年に開催された大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC、FC町田ゼルビアの5チームの合同企画。 新たなチームによって希望を生み出すということから『スターウォーズ』から取られたのかも。
FC町田ゼルビアは2016年にJ2へ昇格したため、この年から参加している。
首都圏バトル5 -王の帰還-[編集]
2019年に開催された大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC、FC町田ゼルビアの5チームの合同企画。 王になることを目指すべくということから『ロード・オブ・ザ・リング』から取られている。
この企画によるものかは不明だが、横浜FCがJ1へと昇格している。(ちなみに横浜FCのシリーズランキングは2位となり、この年に優勝したのは企画参加を辞退した千葉県の柏レイソルである)
首都圏バトル4 –4thの覚醒–[編集]
2020年に開催された大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビアの4チームによる合同企画。 また4チームになったのと、4回目の実施ということで『フォースの覚醒』から取られたのかも。
というのも横浜FCがJ1へ昇格したため、首都圏バトルに参加できなくなった関係で4チームになっただけでもある。
首都圏バトル5 –ファントトモニ・メゲナイデス-[編集]
2021年に開催されている大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、SC相模原の5チームの合同企画。 コロナウィルスによる状況にも、ファンと共にめげずに立ち向かうという意味合い。
J3からJ2へ昇格したSC相模原が新たに参加し、再び首都圏バトル5として開催されている。
首都圏バトル4 -夜明けを目指して-[編集]
2022年に開催されている大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビアの4チームの合同企画。 横浜FCがJ2に降格したものの1年での復帰を目指す関係で柏レイソル同様に参加を辞退している。
参加していないチーム[編集]
2019年の柏レイソル、2022年の横浜FCが辞退した以外は、基本的に東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のJ2チームが全員参加している。
首都圏というのがミソなのか、『月曜から夜ふかし』で言われている群馬県・栃木県・茨城県のチームはこのバトルに参加できない(していない?)模様。(そっちは「北関東ダービー」として扱われているみたいなので)
参考までに以下は南関東におけるJ2チームの様子である。
年 | 首都圏バトル参加チーム | 参加権利があったチーム | 備考 |
---|---|---|---|
2015 | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC | (全員参加) | |
2016 | (未開催) | ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、横浜FC | 大宮はJ1昇格 |
2017 | (未開催) | ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、横浜FC、湘南ベルマーレ | 湘南はJ1から降格 |
2018 | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC、FC町田ゼルビア | (全員参加) | 大宮がJ1から降格、湘南はJ1昇格 |
2019 | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、横浜FC、FC町田ゼルビア | 柏レイソル | 柏はJ2降格 |
2020 | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア | (全員参加) | 横浜と柏はJ1昇格 |
2021 | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、SC相模原 | (全員参加) | 相模原はJ3からの昇格 |
2022 | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア | 横浜FC | 横浜はJ1から降格、相模原はJ3降格 |
2023 | (未開催) | 大宮アルディージャ、ジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア | |
2024 | (未定) | 横浜FC、ジェフユナイテッド千葉 | 大宮はJ3降格、大宮と東京はJ1昇格 |
なお一部のサッカーファンは「傷の舐めあい企画でしかない」としてこれらの対応を正しいと評価しつつ、このダービーマッチそのものを否定的に捉えている。
また『首都高バトル』のレースゲームファンも「こんなことしている暇と金があるならさっさと新作作れ」と詰られる意見が出てくるのは言うまでもない。
2024年問題[編集]
2023年には開催されておらず、2024年には主戦場(?)だったらJ2が以下のような状況となっており、首都圏バトルがJ2ではなく別の場所で開催されるか消滅するかの状況にある。
- 開催からずっと参加していた大宮アルディージャがJ3降格
- 2回目から参加し続けていたFC町田ゼルビアがJ1昇格、東京ヴェルディも昇格
このためJ2の首都圏チームがわずか2チームのみとなっているため、J1で開催するか順当に消滅させるかの運命にある。
ちなみにJ1であれば浦和レッズ、柏レイソル、FC東京、東京ヴェルディ、FC町田ゼルビア、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレと大所帯なチームとなる。(というよりそういう走り屋チームが居ても不思議ではないかもしれない)
とはいえ柏レイソルのようにJ2降格時に参加しなかったチームも居るため、J1で開催できるかどうかは非常に怪しいと言える。