雛見沢
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雛見沢(ひなみざわ)は、「ひぐらしのなく頃に」に登場する架空の村。災害により1983年(昭和58年)に廃村となった。[1]
なお雛見沢村(ひなみざわむら)という表記も見られるが、物語開始時点では既に鹿骨市に合併していて村ではなくなっているようなので、本ページではこの表記とする。
概要[編集]
鹿骨市にある村。人口約2000人。周りを山で囲まれており、市の中心部からでも遠く離れた所にある。かつては単独の村であったようだ。
美しい緑と自然に囲まれた村である。住宅は合掌造のものが多く見られたが、一方で普通の住宅も多くあった。
明治より昔までは鬼ヶ淵村(おにがふちむら)と呼ばれていた。
この村の自治は実質「雛見沢御三家」という3つの家が握っている。[2]3家の名は園崎家、古手家、公由家である。末期は園崎家の力が一番強かった。
この村の住人は麓の興宮への嗜好が強い。
かつてはここにダムを造るという計画があったが、住民達の根強い反対運動により中止となった。
岐阜県白川村がモデルとされている。
経済[編集]
- 第二次.第三次産業はほとんど発展しておらず、それらの従事者は興宮に通勤している。
- 宿泊施設がなく、興宮に宿泊する必要がある。
交通[編集]
- 現実の白川村と同様に鉄道はない、興宮にはJR東海のキハ40に似た塗装の気動車が走っている路線がある(路線名不明)JR東海発足は昭和62年のため私鉄の可能性もある。
- 国道はなく、県道しか開通していない(現実の白川村だと昭和58年時点では国道156号線が開通している)
- 高速道路誘致も積極的に行われていた模様。(現実世界では東海北陸自動車道の白川郷ICが平成14年に開業している)下の災害のことも考えるとこの世界の東海北陸自動車道はルート変更されたのかICが出来なかったのかもしれない。そもそも国道156号がない時点で建設されてない可能性もあるが。
イベント[編集]
- 綿流し(わたながし)
- 毎年6月の第3、もしくは第4日曜日に行われるお祭り。昭和58年は6月19日に行われた。
- その名の通り綿を供養するお祭りである。村から布団などを集めて、それを古手神社の巫女が鍬で切り裂く儀式をし、それでできた綿を丸めて願いを込めて川に流すというものである。
- 一時期は酒を飲むための祭りに成り下がっていたが、廃村の5年前辺りからは盛大に行われるようになった。
- なお最後の5年間、この祭りが行われている最中または後に1人が変死体で発見され、もう1人が行方不明になるという事件が毎年のように発生していた[3]。
災害[編集]
1983年(昭和58年)6月21日深夜から22日未明に掛けて、雛見沢にある鬼ヶ淵沼から有毒性の火山ガスが発生し、雛見沢の住人1200人以上もの犠牲者と近隣の60万人以上もの避難者が出た。
災害発生後、政府は直ちに雛見沢を封鎖し、廃村の状態となった。その後封鎖は2000年代になるまで続いた。
なお発生源となった鬼ヶ淵沼は、封鎖後直ちにコンクリートで埋められた。
政府の発表上では自然災害とみなしているが、災害にしては不審な点が多いこと、34号文書というこの災害を予言していたかのように酷似した内容の文書が出ていることから、実は人為的に起こした災害なのではないかという説が出ている[4]。
脚注・出典[編集]
関連項目[編集]
- 白川郷 - モデルとされている。