雄峰寮
雄峰寮(ゆうほうりょう)は、国立木更津工業高等専門学校に置かれている、男子寮である。なお、同校には「なのはな寮」と呼ばれる女子寮も存在する。
名称の由来[編集]
雄大な山という意味である。雄は雄々しさを表し、雄飛の雄にも通ずる。峰は秀でた高さを表す。
群制度[編集]
学寮が課外教育施設としての目的を十分に果たすため独自の群制度を導入している。群とは居室・談話室及びサービスエリアをもって構成される単位であり、各群は1年生から5年生までの寮生30~40名程度で構成されており、1階から4階までの各フロアを東西に分けて8つの群がおかれている。各群は群長をリーダーとして自分たちで定めた「生活規範」に従い、より自由な雰囲気の中で各自が責任をもって、その最善と考える共同生活の実現に尽力している。
各群のサービスエリアの設備[編集]
洗濯機5台、乾燥機5台が各群ごとに設置されている。
また、キッチン設備もあり、ガスコンロや電子レンジなどが使用できる。
特徴[編集]
雄峰寮では居室の電源が深夜2:00に強制的に消灯される。
一年生における諸行[編集]
挨拶[編集]
主に1年生が上級生に対し行うものを示す。上級生を確認した時、足を90度に開き、胸を張り、顎を引き、きれいに大きく発声することが求められる。また場所により発声が省略される場合もある。
掃除[編集]
原則、毎朝6時ごろより約1時間にわたり、各分担場所を一年生が掃除を行う。場合により夜掃除が追加される。
点呼[編集]
夜点呼は談話室で22:00より行われる。1年生は5~10分程度前から談話室のドアを開け上級生を待つ。
風呂・食堂掃除[編集]
寮食堂及び風呂は、各々の操業時間終了後、1年生が直ちに掃除を行う。
行事[編集]
掃除合宿[編集]
入寮数日後、1年生は談話室に布団を持ち込み、早朝より掃除や姿勢・挨拶指導が行われている。3日間に渡り、2年生以上から指導を約2時間に及び行われる。ただし近年、近隣住民などの苦情により朝だけに限られている。
寮祭[編集]
立食パーティや、各群ごとに10分程度の一年生主演の劇を披露する。寮における年一度の祭りである。
クリーンデー[編集]
ほぼ、毎月一回行われる、校外周辺での清掃活動である。寮生においては年2回の参加が求められ、順守しなかった場合、退寮になる可能性もある。
部屋点検[編集]
寮の居室に禁制品等の持ち込み、および破損等がないかを、群長と群担当教員が見て回る。ほぼ毎月一回行われる。
全寮集会[編集]
部屋点検の後、女子寮生(なのはな寮の寮生)も含めたほぼすべての寮生が集まり、食堂にて行われる。寮友会長の話や寮務主事の話などがある。