重森孝
ナビゲーションに移動
検索に移動
重森孝(しげもり たかし、1929年1月2日- )は、劇作家。
滋賀県彦根市近郊の農村に生まれた。早稲田大学に入学したころから児童劇に興味を持ち、劇団東童に入団。演出家・宮津博の指導を受けた。1952年に小川未明原作の『赤いろうそくと人魚』を脚色・上演したのが劇作の最初。以後、演出、俳優、舞台装置など、さまざまな分野で活躍した。やがて1959年宮沢賢治を主人公にした『雨ニモマケズ』の映画に主演し文部省特選。その後、テレビ時代が始まってからは主に教育放送で映像作品を作り、そのほか企業の社員教育のビデオなど多くの作品を制作した。1970年劇団『野ばら』を結成し、「ぞうとじゃがいも」「やさしいねずみたち」「三羽がらす」などの脚本を書き、演出も担当した。東京都芸術祭委員会よりミュージカル作品の脚本と演出を二年連続して委嘱されるなど、数多くの舞台上演に関わってきた。テレビでは主に教育放送の分野でドキュメンタリーの構成に携わる。その後企業の仕事を手がけ、日産自動車、損保、生保など各社の社員教育や販促用映像作品の制作を行った。
著書[編集]
- 『彦一とんち話』菊池貞雄 画. 学習研究社,(学研・絵ものがたり 1974
- 『日本のふしぎ話』梅田英俊 等え. 学習研究社,(学研・絵ものがたり 1975
- 『野口英世』岡部幸一 え. 学習研究社,(学研・絵ものがたり 1976.12
- 『本当にあったような日本のふしぎ話』(学研版どきどきわくわくシリーズ 学習研究社, 1992.10
- 『新車・6000台を売った口下手営業マン しなやかなカリスマ 増田叔久の訪問販売術』エール出版社, 2003.11
- 『やさしいねずみたち 劇作』新風舎, 2007.9