輸送コンテナ
輸送コンテナとは、貨物輸送に用いられる箱のこと。ISO の規格で決まっているはずなのだが、なぜか「20フィート」「40フィート」「45フィート」とヤード・ポンド法になっている。超音速旅客機コンコルドは英仏合作だが、イギリスはヤード・ポンド法でフランスがISOなので、「どうやって作ったんだ?」という謎があり、おそらく輸送コンテナにもなにか歴史とか謎とかがあるのだろう。
概要[編集]
日本最大といわれる野菜市場(やっちゃば)の近くにコンテナ埠頭があり、遠目に木馬のような形の赤いクレーンが並んでいるのが見える。それがコンテナ用のクレーンである。ここで陸揚げされたコンテナは鉄道台車やトレーラーに積まれて各地に向かってゆく。この台車部分を「トレーラー」といい、引っ張る側を鉄道なら「機関車」、トラックはそのまんま「トラクター」あるいは「トラクタヘッド」という。そもそも「トラック」という語自体がトラクターの略語である。
人間生活との関わり・利用[編集]
この点は鉄道もトラック輸送も同じだが、「連結器」が牽引する側とされる側(陸上でもトラムなどの例がある)にある。このピンはトラクター側を持ちあげないと外れない(鉄道だったら「ガチャン」でいけるのだが)ようになっているので、トラクター側を少し持ちあげなければならない。これはジャッキと呼ばれそうだが、一般的にはランディング・ギアと呼ばれ、飛行機の着陸装置みたいなネーミングになっている。
連結牽引式の大型トラックを「16 輪(シクスティーン・ウィーラー)」というのは、引っ張るほうも引っ張られる方も重くないとイカンので、しれぞれダブルタイヤが四か所づつついているからである[1]。
その他[編集]
知人に通称「トレーラー」という人がいて「トラクターじゃないのか?」と訊いたら「それじゃ農家だろう」とか。せめて菅原文太に風貌が似ていれば「トラッカー」 で決まりなのだが。
脚注[編集]
- ↑ 「チャーリーズ・エンジェルズ」で、ファラ・フォーセット・メジャーズが「問題は 17 輪めなのよな」「なに?」「ステアリング・ホィール!」とボヤく場面があった。