超高機能自閉

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超高機能自閉(ちょうこうきのうじへい)とは、IQが130を越える高機能自閉であり、定型発達者には「問題がある」と見なされる。

概要[編集]

標準偏差(分散値の平方根)は一般にσ(シグマ)と呼ばれ、「3σ限界」を外れると「不良品」とされる。

IQの平均値は100であり、1σは10とされるため、自閉症は「IQが70未満」とされた。ところが、「高機能自閉」という概念が成立したため、「IQが3σ限界を超えている児童」は、いわゆる定型教育の枠に収まらない。そんなわけで、IQ130以上とか偏差値が80以上とか、そういった訳のわからない児童・生徒は定型教育に載りづらいために、ペーパーテスト型の試験では排除されがちである[1]。いわゆる「落ちこぼれ」は、その枠に収まらなかったというだけの話であり、「吹きこぼれ」という言葉もできた。

しかしそういった規格外の児童・生徒は社会の多数派である定型発達者にとっては扱いづらい問題児に過ぎない。そのため、いわゆる進学対策や就職対策のために、一次試験と二次試験を分けたり、面接などでチェックをしたりなどして「平均値よりちょっと上」の受験者を合格させようというバイアスがかかり、大学の医学部などでは「女子よりも男子を優先する」といった操作を行なっていたため社会問題化した。

脚注[編集]

  1. いわゆる「偏差値」は、平均値を50 とし、1σを10としたものであるが、「窓関数」が偏差値にして70以下であるため、全問正解しても70を越えることはめったにない