資産管理会社

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資産管理会社(しさんかんりがいしゃ)とは、個人が所有する不動産有価証券等莫大な資産を管理するための法人(会社)である。

概要[編集]

ある個人の資産家が所有する不動産・株式等の莫大な資産を管理する事を事業とする法人。資産を個人から当該法人へ所有権を移転させ、資産家本人は社長等の役員に就任し、法人が得た利潤を元手に決まった額の報酬を受け取るか株主となって株式の保有比率に応じて配当金を得る。法人の主な収入源は不動産の賃貸収入や株式の配当である。

資産管理会社を設立するメリットとして

  • 個人にかかる税率と法人にかかる税率では後者の方が税率が低くなる場合があり、上手く活用することで節税になる
  • 自身の配偶者や子息を管理会社の役員に就任させて給与を支払う・株主にさせて配当金を支払うことで、所得が分散化できる
    • 役員に就任して給与を受け取っている親族やその扶養に入っている親族が社会保険に加入することが出来る
  • 経費として認められる範囲が広がる
  • 相続に際して資産の分割が容易になる

などが挙げられ、莫大な資産を持つ資産家ほど設立のメリットは大きくなる。