誰もが完結したと思っていたら突然続きが始まった作品

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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何ではないか[編集]

  • 続きがありそうな感じで単に長期間中断していたものは含まない(例: ファイブスター物語)。
  • 「第1部完」などと称していてもすぐに続きの話が始まり、完結したと誤解される余地のなかったものは含まない(例: ジョジョの奇妙な冒険の第5部まで)。
  • 前作と世界設定や登場人物や話につながりがあっても、タイトルが変わって新作の体を取っているものは含まない(例: ジョジョの奇妙な冒険の第6部以降)。

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説明中に各作品のネタバレを含む可能性もあるので、未読の方は注意されたい。

ゲド戦記
1巻 - 3巻が原作は1968年から1972年、日本語版は1976年から1977年に刊行された。3巻がいかにも完結したっぽい展開だったうえにずっと刊行が止まっていたのでみんな三部作だと思っていたら、原作は原語版1990年、日本語版は1993年と18年も経ってから突然続きが始まった。
狼と香辛料
2006年から2011年にかけて2 - 7ヶ月間隔で計17巻が刊行されていた。17巻はサブタイトルが「Epilogue」で内容も主人公の結婚式を始めとしたこれまでの登場人物の後日談[1]、あとがきにも「もう書くことが何もない」という趣旨のことが書かれるなど、どう見ても完結していたが、2016年になって突然刊行を再開した。同時に始まった新シリーズ『狼と羊皮紙』の販促目的もあったのかもしれない。
スレイヤーズ
1990年から2000年まで年に1 - 2冊のペースで計15巻が刊行されていた。15巻では第2部で活躍してきた呪符タリスマンを犠牲にして魔王(の7分の1)を倒す展開やあとがきの様子から、(続けようと思えばいくらでも続けられる伏線はたっぷり残していたものの)完結しているように見えた。ところが2018年、スレイヤーズ30周年記念と称して突然16巻が刊行された。16巻は昔の読者が懐かしさから買っていったりしたのかそこそこ好評だったようだが、調子に乗って翌2019年に発売された17巻はあまり売れなかったのか、それ以来音沙汰がない。

脚注[編集]

  1. 「教会は徹底した男社会」と何度も繰り返していたのにノーラが何の説明もなく司祭になっていたのは納得がいかなかった。現実世界と同じである必要はないにせよ作中で矛盾しないようにはしてほしい。