診療録

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

診療録(しんりょうろく)とは、医療に関する診療経過などを記録した書類である。よくカルテと呼ばれる。

概要[編集]

カルテには患者の氏名、年齢、生年月日、主訴、既往歴、診断、検査結果、理学的所見、治療法などを記入し、病院医師法の規定により一連の診療が終了してから最低5年間保管する。

カルテはかつては手書きで、日本語で書くと記入に時間がかかることや患者が内容を知るのが好ましくないことなどを理由にドイツ語で書かれることがほとんどだった。しかしカルテが電子化されて日本語で作成しても時間がそんなにかからなくなったこと、患者への情報開示などの観点から電子カルテは日本語で書かれている。なお手書きカルテの時代には悪筆すぎて本人すら読めなかったなんて事例もあったという。