芳林小学校
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芳林小学校(ほうりんしょうがっこう)は明治時代に開校された小学校である。現在は統合されて昌平小学校となっている。芳林公園の名称に芳林小学校の名残がある。公園内に芳林小学校の校歌碑がある。
沿革[編集]
- 1857年(安政4) 1月18日、有馬藩出身で清水家侍臣・金子政成が神田牛込袋町代地(現在の外神田118付近)に家塾を開き、加賀藩主前田斎泰が芳林堂と命名した[1]。
- 明治6年2月、第5大区第4小区内幼童学所と改称
- 1874年(明治7年)2月、第1大学区第5中学区第7番小学に編入、3月旧名を冠し「芳林小学校」と改称する。
- 1878年(明治10年)6月、災により旅籠町2丁目8番地(現外神田1-8近)に移転。
- 明治19年12月、私立芳林尋常高等小学校と改称
- 明治26年12月、東京市神田区代用尋常小学校となる
- 明治42年12月22日、木造2階建新校舎竣工(現在地)
- 1910年(明治43)2月25日、隣接の練成小学校から一部児童を収容(学区域整理)し、「東京市芳林尋常小学校」として開校式挙行。
- 大正12年9月1日、関東大震災により校舎の大半焼失。
- 大正15年2月、新校舎建設のため練成尋常小学校地(五軒町17番地)に移転。
- 昭和3年4月25日、新校舎落成(現在地)。
- 昭和16年4月1日、東京府東京市芳林国民学校と改称。
- 昭和18年7月1日、都制となり、東京都芳林国民学校と改称。
- 1947年(昭和22年) 4月1日、東京都千代田区立芳林小学校と改称。
- 昭和40年11月12日、体育館兼講堂落成。
- 1990年(平成2年)、創立80周年式典開催。「明神祝太鼓」初披露
- 1993年(平成5年) 3月31日、学校設置条例の改正に伴い、淡路小学校と統合し、昌平小学校となる。
- 2010年11月20日、芳林小学校、最後の同窓会が行われる[2][3]。
関係者[編集]
- 小説家、児童文学者の長谷健は1929年(昭和4年)頃、芳林小学校で勤務していた。
- 日本で最初のバイオリニスト安藤幸は、1885年芳林小学校に入学した。
- 元宝塚スターの麻実れいは卒業生である。
- 陸軍大将・荒木貞夫の父は旧一橋家家臣の荒木貞之助で芳林小学校の教師であった。荒木自身も芳林小学校で学んだ時期があった[4]。