絆 (漫画)

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』(きずな)は、1988年8月に発売された山川純一単行本「ワクワクBOY」に収録されている一話完結の漫画である。

あらすじ[編集]

妻を亡くし一人暮らしをしている老人・佐野は、嫁いだ娘・三ツ瀬良子とその夫である修治の訪問を週末ごとに受けている。佐野は良子から老人性痴呆症(老人性認知症)を疑われていることに気づいているが、なぜだかはわからない。ある夜、二人のセックスを覗き見た佐野が自室で嫉妬に震えていると、修治が抜け出してやってくる。佐野はみずからが開発した修治とのセックスに臨む。佐野が眠りについたあと、修治は部屋の外で待っていた良子と抱擁を交わす。良子は泣きながら、老人性認知症で自分を同性愛者だと思い込んでしまった父の相手をさせていることを謝罪するのだった。

登場人物[編集]

佐野(さの)
妻に先立たれ、一人暮らしをしている老人。主人公。無自覚の老人性痴呆症(認知症)であり、自分が同性愛者だと思い込んでいる。
三ツ瀬修治(みつせ しゅうじ)
大学助教授であり、30代。舅の現況による暴走を防ぐために、彼とセックスする。同性愛者ではないが、舅との行為は嫌ではない。
三ツ瀬良子(みつせ りょうこ[1]
佐野の娘で、修治の妻。父親の現況に対し情けなく感じている。

脚注[編集]

  1. 「よしこ」の可能性もあり

関連項目[編集]