紀元前1839年4月4日の日食

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紀元前1839年4月4日の日食(きげんぜんせんはっぴゃくさんじゅうきゅうねんしがつよっかのにっしょく)は、紀元前2000年から紀元後3000年までで最も最大食地点の食分が小さい日食であった。

観測[編集]

スカンディナビア半島最北端の現在ハンメルフェストがある場所から北北西に100kmほどの地点が最大食地点であったが、その最大食分はわずか0.00002であった。これは太陽の直径のわずか5万分の1、角度にして1700分の1秒ほどが欠けたのみであった。当然肉眼で観測することは不可能であったし、仮に当時この場所にすばる望遠鏡があったとしても、観測は不可能であっただろう。最大食地点でも太陽が欠けたのは世界時午前4時45分45秒からわずか52秒ほどで、それも日の出直後に下側が欠けているので、分解能の問題を別にしても観測は不可能であっただろう。日食が見られるラグビーボール状の領域は南北80km、東西10kmほどであった。