矢板工法
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矢板工法(やいたこうほう)は、主に山岳トンネルの掘削に用いられる工法のひとつで、新オーストリアトンネル工法(NATM)が1970年代に広まるまで山岳トンネル工法と呼ばれていたもの。トンネルを形成する構造が、周囲の山を支える強度を有するもの。
概要[編集]
トンネルとなる穴は、ブレーカーと呼ばれる掘削機械や、火薬による発破によって形作る。断面は、上半を先に掘削する上半先行掘削や、中央部を先に掘削するもの、またいちどにトンネル全断面を掘削する方法などが、現場によって選択される。
トンネル断面の形成後は、トンネル内径に合わせて、木材や鋼板による矢板を設ける。トンネルを横断するような形に円弧型の梁を通し、梁と梁の間に矢板を貼る。その後、地山と矢板の間にコンクリートを埋め、トンネルを形作る。
その他[編集]
脚注[編集]
トンネルの工法 |