矢口高雄

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矢口高雄は秋田県出身のマンガ家。

概要[編集]

前職は銀行員。東京都大田区の矢口(最寄駅は矢口渡駅)にスタジオを構えたため「矢口」をペンネームとした。

人間生活との関わり・利用[編集]

本人は釣りブームについては多くは語らなかったが、「アマチュア」と「プロ」の違いについては意見があったらしい[1]。キャッチ&リリースについては、「それが環境においてどのような影響を与えるか」について疑問を持っており、違法なブラックバスの放流については心を痛めていたらしい。

その他[編集]

精しくは知らないが、凝り性であって釣り具には興味があったらしい。「銀座・東作」にはちょくちょく顔を出していたとか、ABU の広報誌「タイト・ライン」を購読していてアンバサダー(リール)を買ったはいいが使うヒマがないとボヤいていたとか、ミッチェル・ガルシアのスピニング・リールの話に食いついていたとか、「えーと、なんだっけ、ほら、竹製の六角竿があったろう」とか、「テンカラ釣りとミッジ・フライでは ……」とか、周囲に釣りキチ・釣りバカ・釣りマニアが少なかったために、ふだんは寡黙で朴訥だったが堰が切れるとオタ全開になるという噂があった。本当に二時間でも三時間でも夜通しでも話が尽きなかったという話がある。
月刊誌「フィッシング」の愛読者でもあったらしい。

脚注[編集]

  1. 「釣り師/釣師」という呼称に対しても意見があったようである。「釣り人/釣人」の師たるロールモデルとしての釣り師を描くことに熱心であった。そのため、当時の担当者によれば「張りつめた釣り糸、棹の撓(しな)り、釣り人の姿勢などに至るまで、アシスタントには任せずに自分でペン入れをしていた」そうである。

関連作品[編集]

  • 『釣りキチ三平』
  • 『竿師百竿』- 三平一平のモデルらしき竿師・百竿が登場する。短編集『釣りバカたち』収録。