目黒区総合庁舎

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目黒区総合庁舎(めぐろくそうごうちょうしゃ)は建築家村野藤吾の代表的な建築作品である。「旧千代田生命本社ビル」ともいう。

概要[編集]

破綻した千代田生命保険相互会社の本社ビルとして1966年(昭和41年)5月末に竣工した。敷地の選定から村野が関与し、オフィスビルの傑作と言われる。 2001年2月、会社更生手続き中の千代田生命保険相互会社の更正管財人から、区に約18,800平米の本社敷地と床面積約48,000平米の社屋の取得意向に関する打診があり、立地や規模などを含めるとこれに匹敵する適地を確保することは今後も困難であり、また取得後にメリットもあることが認識されたため購入を決定した。同年2月末に、売買契約及び議会報告を行った。目黒区は800m南西の中央町にあった旧目黒区役所庁舎を売却して購入資金とした。

2003年に目黒区が改修し、総合庁舎として使用している。広場・池・緑、美しい外観、螺旋階段、岩田藤七による色ガラスブロックの袖壁などのデザインに特徴がある。

屋上緑化のため屋上庭園を整備し東京農業大学と協定を結び、様々な研究に使用されている。

受賞[編集]

  • 1969年、BCS賞(第10回)[1]

諸元[編集]

  • 名称:目黒区総合庁舎
  • 設計:村野、森建築事務所(村野藤吾)
  • 竣工:1966年6月
  • 改修設計:安井建築設計事務所
  • 改修年月日:2002年4月着工/2003年3月竣工
  • 構造:[本館]鉄骨鉄筋コンクリート造、[別館]鉄骨造
  • 施工:大成建設株式会社
  • 階数:地下3階 地上6階 塔屋3階
  • 所在地:東京都 目黒区上目黒2-19-18
  • 交通:中目黒駅から徒歩5分

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  1. 第10回受賞作品(1969年)日本建設業連合会