盆提灯

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お盆(盂蘭盆会)に飾る提灯盆提灯(ぼんちょうちん)には二種類あり、軒先に飾る「まねき」と、佛壇近くの置くくるくる回るもの(走馬灯タイプ)がある。

概要[編集]

ご先祖様が迷わないように玄関に提げるものが「まねき」の一種である「招き提灯」「軒先提灯」であり、いらっしゃったご先祖様を「お迎え」するために仏壇近くに置く「雪洞(ぼんぼり)」的なに分けられる。
看板だと暗くなると見えづらく、定紋入りの提灯を軒先に提げるのがお盆の迎え提灯である。
つい見とれてしまって迷う心配があるので、「迎え提灯」は「軒先提灯」には使わない。迎え提灯は、雛祭りに用いる「雪洞(ぼんぼり)」と基本的には同じである。

日本旅行に来た旅行者が「ジャパニーズスタンドライト」と喜んで買っていくこともあるらしい[1]。確かに回転する光が提灯の内側に照らされる様がどこか未来チックなアジアン家具っぽくみえなくもないので、欲しくなる気持ちはわかる。
歴史的には、十一世紀には走馬灯は発明されていたらしく、ウマル・ハイヤームの詞にも登場する。

関連項目[編集]

脚注[編集]