独立系 (エレベーター)

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独立系(どくりつけい)とは、どの大手会社のグループにも属さないエレベーター保守会社のこと。

概要[編集]

ジャパンエレベーターサービス(略称JES)、エス・イー・シーエレベーター(略称SEC)を筆頭に、日本のエレベーター業界には多数の独立系会社が存在し、大手のグループに属するメーカー系や独立系同士の争いも激しくなっている。

独立系はどのメーカーにも属さないため複数のメーカーのエレベーターをメンテナンスでき、メーカー系よりも保守が低価格という大きな特徴がある。

問題点[編集]

しかし、前述の低価格により引き起こされた問題点もある。

かつてSECはシンドラーエレベーター事故の当該エレベーターをメンテナンスしていたが、シンドラーは独立系への対抗策として「点検マニュアルを公開しない」という策を打っていた。点検マニュアルを公開しないことで独立系エレベーターはシンドラーの点検方法がわからず、独立系がメンテナンスできないようにするというもの。にもかかわらずSECは点検を引き受けたという大きな問題点がある[1]。この事故を受け、2009年度から点検マニュアルの公開が義務付けられている。

脚注[編集]