熊野犬(くまのいぬ)は、三重県・和歌山県原産の日本犬の一種である。熊野地犬(くまのじいぬ)と呼ばれることも多い。
紀州犬の原種の一つである。熊野で古来から猟犬として使役されている地犬で、イノシシやシカ猟に使用された。体力に優れていて、険しい山岳地帯で長時間活動できる。
紀州犬とは若干体型が異なっている。また、紀州犬は圧倒的に白毛が多いのに対して、本種は有色犬が多い。