海禅寺 (青梅市)
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海禅寺(かいぜんじ)は、青梅市二俣尾に所在する曹洞宗の寺院である。
沿革[編集]
- 寛正年間(1460-1465)に益芝永謙が長勝庵と号する草庵を創始し、その師雙林寺二世一州正伊が開山となり長勝山福禅寺を創始した。
- 1563年(永禄6年)、辛垣城落城の際兵火で焼ける。
- 1575年(天正3年)、正親町天皇より当寺を勅願所とする論旨を拝領した。
- 1586年(天正13年)、関州徳光禅師の称号を賜わる・
- 1591年(天正19年)、徳川家康より寺領15石の御朱印状を拝領、御朱印状の書き誤りにより寺号を海禅寺とした。
- 1698年(元禄11年)、十四世石峰道穏によりに本堂が再建
- 1984年(昭和59年)10月30日、再び出火
- 1987年より1992年、本堂および庫裡を再建。
新編武蔵風土記稿[編集]
『新編武蔵風土記稿』によると、江戸時代は末寺四十二院を統ぶとされ、奥多摩町から府中市、目黒区、世田ケ谷区、神奈川県、埼玉県、京都方面にまで末寺を有していた。豪族三田氏の菩提寺。
1687年(貞享4年)の銅鐘は戦争中に供出し、現在は今は新鋳鐘となる。
基本事項[編集]
- 名称:瑞龍山 海禅寺
- 宗派:禅宗曹洞派
- 開祖:群馬県白井・雙林寺第2世の一州正伊
- 開山:寛正年間(1460~1466)
- 所在地:青梅市二俣尾4-962
- 交通:JR青梅線 二俣尾駅下車
- 本尊:釈迦如来
- 総門
- 慶長17年(1612)建立といわれる境内最古の建物
- 桃の里の歌碑(総門の石碑) 作者、由来とも不明
- 山門
- 鐘楼
- 海禅寺石垣塀
- 石仏群