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森田和市

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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森田 和市(もりた かずいち、1938年または1939年 - )は、長野県飯田市出身の桜守桜研究家。飯田市龍江在住[1]。2013年3月15日時点で74歳、2018年4月3日時点で79歳。

人物[編集]

飯田市はの名所として知られる。日本各地の約70品種の桜が混在し、推定樹齢200年を超すいわゆる「古木」「銘木」の桜は2018年時点で118本もある[2]。桜の開花時期には「桜守」と呼ばれる市民ガイドが全国からの観光客に説明を行っている。「桜守」の森田は「桜守」の指南役でもある。「日本花の会」南信州支部長であり、全国8人目の「桜の名所づくりアドバイザー」でもある。

経歴[編集]

かつてはこれといった特徴のない会社員だったが、30代のころに南アルプスを背に立つ八重桜の老木を見て、心を奪われ、桜の精に憑りつかれた。その後は40年以上にわたって桜に携わっており、新品種3種の発見者にもなった。2007年には飯田市市制施行70周年記念事業である「全国さくらシンポジウム」を誘致した。2009年には内閣府のエイジレス章を受章した[1]。2018年公開の映画『北の桜守』にはアドバイザーとしてかかわり、「桜の苗を植えた」と書かれていた脚本に対して「山桜は種から蒔くんですよ」と指摘して滝田洋二郎監督を驚かせた[3]

逸話[編集]

飯田市役所に直談判して、公園の一部で桜の栽培を行っていたこともある。夜間に桜の木に登っていて警察に捕まりかけたこともある。朝早くから花見に出かけるためご飯を食べるのを忘れたこともある。これまでに2700本の桜の苗を育てており、希望者に(販売するのではなく)譲っている。妻の森田昭子は旦那の偏狂ぶりに子供を連れて家を出たこともあるが、現在は「(彼は)本当に桜バカでしょうがない男です。ふふふ。」と語っている。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 「春だ!花見だ! 桜バカの子、各地に2700本」朝日新聞、2013年3月15日、朝刊、31面(生活2)

関連項目[編集]

関連リンク[編集]