東京消防庁救急機動部隊
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東京消防庁救急機動部隊(とうきょうしょうぼうちょう きゅうきゅうきどうぶたい)は、東京消防庁の救急部隊のうち、消防本部に属し、管轄署を超え機動的に救急出場に対応する専門部隊。出動要請の傾向を踏まえ、昼夜で待機場所を変えることが大きな特徴である。
感染症に対応する陰圧型特殊救急車や、重体重の要救護者に対応したストレッチャーを装備するなど、様々な事案に対応できる部隊でもある。
沿革[編集]
付近の救急要請により迅速に応えることを目的として、昼間は観光客のケガが心配される東京駅周辺に、夜間は繁華街での泥酔やケガが心配される新宿駅周辺に待機する部隊として、2015年12月から試験運用を開始。現場到着までを2分間短縮する実績があったため、2016年6月17日に正式に発足した。初年度はおよそ10ヶ月で4,182件出場、現場到着までの平均時間は5分であった。
当初は救急車2台、待機場所2か所での運用であったが、2019年には幡ヶ谷と六本木に待機場所を増設し、より多くの出動要請に対応できるよう、部隊を拡充した。
待機場所[編集]
消防署や病院ではなく、専用の待機場所を用いるのが特徴である。
- 東京駅待機所
- JR東京駅構内。ホテルメトロポリタン丸の内と線路の間にある駐車スペースを昼間の待機場所としている。
- 新宿拠点
- 現「住友不動産西新宿8丁目ビル」裏手の駐車場を夜間の待機場所としている。
- 幡ヶ谷待機場所
- 消防技術安全所内。2019年から運用。昼間の待機場所。
- 六本木待機場所
- 麻布消防署に隣接した夜間の待機場所。2019年から運用。
車両[編集]
救急車車体表面に表示される隊コードは「014XX」。
番号 | 隊名 | タイプ | 備考 |
---|---|---|---|
01411 | 第1救急小隊 | 陰圧型特殊救急車 | 「救急指導AS」の表示あり |
01412 | 第2救急小隊 | 高規格救急車 | |
01413 | (上2両の整備中等に使用?) | 高規格救急車 | 2016年12月ころ増備か 本部AE(非常用救急車) |