未必の故意(みひつのこい)は、積極的に犯罪を行うわけではないが、結果的に犯罪行為になってもかまわないと考えて犯行に及ぶ際の容疑者の心理状態をいう。
殺人事件等では、明確な殺意が無くとも、相手が死亡する可能性を認識していれば、故意として殺人罪が適用される(マンションのベランダから植木鉢等を落とし、たまたま下にいた通行人にあたって死亡した場合など)。