日産・ムラーノ
ムラーノ(MURANO)とは、かつて日産が販売していたLサイズのシティSUV、クロスオーバーSUVである。「ムラーノ」の語源・由来は、イタリアのベネチア近郊に浮かぶ島「ムラーノ島」が車名の由来となっている。当初、海外のうち、北米向けに開発された車で、海外市場を主戦場として作られた。
概要[編集]
タイヤ外径は760mmという大径タイヤで、パジェロ用タイヤやランドクルーザープラド用タイヤの外径(776mm)に近く、ビッグタイヤ付近で、最低地上高が185mmとやや高いSUVハッチバックのボディの車であり、ボディを支える力は強い。全幅は、4代目のランドクルーザープラド150(1885mm)と同じで、タイヤ外径が760mmで、SUVらしい力強さを実現されているものの、シャーシは、モノフレームボディで、重さがモノコックに近く、普通のシャーシで、凸凹道のオフロードの道路状態では、小規模の凸凹道や林道(林間)、砂利道、低い段差、石畳なら走破性をこなすことができ、ロックセクションや丸太道、階段というハードな凸凹道のオフロード走破性能の野生感はやや乏しく、ちょっと進みにくい(?)。凸凹道のオフロード走破性能のレベルは、クロカンSUVからしたらやや負ける方であるが、クロスオーバーSUV、シティSUVの中ではハイレベルで、エクストレイルとほぼ同じ原理の成り立ちで、傾斜地の登坂能力・ヒルクライミングは高く、オンロードのスポーティーな走りとスポーティーなハンドリングの走行を実現する。4WDシステムは、「4WD LOCK」のモードを搭載している。
オプションで最低地上高を185mm→195mmまで高く変更できる。
駆動方式は、電子制御4WDシステムの「オールモード4×4」を備えており、FFベースのフルタイム4WDシステムを採用し、フルタイム4WDシステムと駆動力を高めるロックモードの4WDを採用している。4WD駆動系コントロール操作性は、スイッチ式で、「AUTO」「LOCK」の2パターンの駆動モードが選択できる。
走行中の状態で、「AUTO」⇔「LOCK」の切り替えは、時速10km/h以内の速度範囲となる。
- エクストレイルのオールモード4×4iとの違い
駆動モードの名称\4WDタイプ | オールモード4×4i | オールモード4×4 |
---|---|---|
FFの2WD | 前輪100%:後輪0% | 無し |
4WDオート、FFベースのフルタイム4WD | 前輪100%:後輪0%~前輪50%:後輪50% | 前輪100%:後輪0%~前輪50%:後輪50% |
4WDロック、直結4WD | 前輪50%:後輪50% | 前輪50%:後輪50% |
エクストレイルのオールモード4×4iとの違いは、エクストレイルがFFの2WD走行を選べるのに対して、ムラーノはフルタイム4WDのみとしている点にある。
- ムラーノのオールモード4×4の走行モード、駆動モード表とその特徴
レバー位置 | 駆動モードの名称 | タイヤの回転数のトルク配分 | 路面状況、意味、走行時の特徴 |
---|---|---|---|
AUTO | 4WDオート、FFベースのフルタイム4WD | 前輪100%:後輪0%~前輪50%:後輪50% | FFベースのフルタイム4WDで、オンロードでの常時4WD走行可能なモードで、4WDモード切り替えレバーの基本位置であり、一般道路、高速道路のオンロードの他、砂利道、ダート道、石畳、低い段差という小さな凸凹道のオフロードを含む路面、滑りやすいオンロードといった、あらゆる路面状況、幅広い路面に共通する走破性・走行モードで、常時走行である。フルタイム4WDにより、タイヤの回転数のトルク配分は、路面状況と速度差に合わせて、前輪0%:後輪100%~前輪50%:後輪50%まで自動的に変化・コントロールさせ、前後輪の回転差が大きく、前輪57%:後輪43%(?)にも可変する。 |
LOCK | 4WDロック、直結4WD | 前輪50%:後輪50% | 直結4WDで、センターデフロックと同じ扱いの、ハイレンジ直結4WDに当たり、タイヤの回転数は、前輪50%:後輪50%固定のトルク配分で、タイヤの回転数が均等になり、前後輪の回転差動が停止され、駆動力を全てのタイヤに伝え、力強い4WD走行となる。比較的大きな凸凹道、急勾配、オフロードの急坂、ヒルクライミング、ぬかるみ、傾斜地、砂地、丸太道、林道(林間)、砂利道、ロックセクション、雪道、階段、モーグル路、ダート路といった凸凹道のオフロード全般を走行するモードで、大きな駆動力で、大きなエンジントルクを持ち、凸凹道のオフロードでフラット感のある安定した走りを実現し、オフロードグリップ及びオフロード走破性を向上させ、前後輪のどれかが空転したときなど、駆動力を全てのタイヤに伝え、全てのタイヤが凸凹道の路面をしっかり捉える。低速での走破性にも優れている。 |
ローレンジ4WDは無いので、副変速機は未対応。
オールモード4×4の各駆動モードでの速度範囲・最高速度については、「LOCK」のときは、時速?km/h以下。
全長が4845mmと長く、全幅1885mmで、ステーションワゴンスタイルのハッチバックのLサイズのシティSUVであるものの、シート列数は2列シートで、5人乗りで、内装(車内)や室内空間や荷物室のスペースは、ボディサイズなりで、ボディサイズを生かして、十分な広さがしっかりと確保されて豪華な雰囲気で、荷物をたくさん積むことができ、2列目のシート(リヤシート)は足元空間が広く、2列目のシート(リヤシート)ではどれか1つ倒すことで(片側倒し状態により)、十分に広い荷物室が得られ、積載容量も十分に確保・重視され、居住性や荷物の記載性が優れている。
ボディの形状は、曲線を基調とし、丸みの多いデザインで、モデルのデザインの雰囲気は、外装・内装(内外装)とともに、より上質で上品さと高級感があり、イタリアンテイストを感じ、都会にマッチしたモダンデザインに仕上げてあり、際立った個性を持つ独創的なデザインで、ハイクオリティで、室内の質感やシートはスイートルームのような上質さがあり、高級スタイル、プレミアムに仕上げてあり、ゆったりとした車内空間を併せ持ち、居住性が優れており、スタイリッシュなSUV、プレミアムSUV、上級SUV、高級車ブランドのSUVに匹敵する豪華さが魅力となる。リアガラスも丸みを帯び、リアガラスの表面が横にカーブしている。リアガラスの表面は、横は直線に近くないが、縦は直線で、カーブしていない。
ボディサイズ自体は、全幅は1885mmで、Lサイズのボディで、小回り性能や取り回し性が比較的苦手で、いま一歩で、車両感覚はちょっと掴みにくく、混雑した街中では少々持て余し、市街地のうち、商店街、住宅街などの狭い路地、駐車場での走行はイマイチで、ちょっと運転しにくく、車庫入れ、縦列駐車などは確認しておく必要がある。後方や左側面の死角(タヒ角)も比較的大きい。
最低地上高185mm~195mmの高さと、タイヤ外径760mmの大径タイヤ、ビッグタイヤ付近の大きさのタイヤを履いた車「ムラーノ」の乗り心地は、凸凹道を含む全ての路面の振動の吸収が高く、深く重厚で目立つような、豊かな乗り心地を実現し、快適に走れる。最低地上高をオプションで195mmに高く変更することにより、凸凹道のオフロードで余裕のクリアランスを確保し、舗装路での安定性とオフロードの走破力を両立させている。
エンジンは2.5Lと3.5Lの2タイプをラインナップ。
スペアタイヤは無い。
車幅1885mmのLサイズなので、ムラーノのライバル車は、サイズが近い車は、一部クロカンSUVを含むが、レクサス:RX、三菱:パジェロ、トヨタ:ランドクルーザープラド、ランドクルーザー70と比較して値引き競争。
SUVの人気度では、ムラーノは、2013年時点の生産台数及び平均月販台数は約250台。
2015年3月、ムラーノは生産終了・販売終了。日産のSUVは、エクストレイルの独り勝ちとなった。
スペック:2代目[編集]
- 販売期間=2009年1月~2015年10月
- 型式、車台番号=CBA-TNZ51
- グレード=250XV FOUR
- 全長=4845mm
- 全幅=1885mm=Lサイズ
- 全高=1730mm
- ホイールベース=2825mm
- 室内長=2040mm
- 室内幅=1550mm
- 室内高=1235mm
- ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
- トランスミッション及び足踏みペダル、シフト=CVT
- 駆動方式=4WD、FFベースのフルタイム4WD(?)、電子制御4WDシステムの「オールモード4×4」
- シャーシ(フレーム)の構造=モノフレームボディ、普通のシャーシ
- 車種=シティSUV、SUV
- ボディタイプ=ハッチバック、シティSUV、SUV
- タイヤサイズ=「235/70R17、タイヤ外径760mm=ビッグタイヤ付近」/「235/65R18、タイヤ外径763mm=ビッグタイヤ付近」。最低地上高が標準である185mmを基準に考えれば、タイヤ外径の差がたった3mm違うだけなら、最低地上高は標準である185mmのまま変わらないはず。
- ドア数=5ドア
- シート列数、シート数=2列シート、5シーター
- 乗車定員=5人乗り、5シーター
- 最低地上高=185mm(標準)
- 最小回転半径=5.7m
- バックドアの開閉=
- バックドア開けると、全長が「+mm」加わる
- 車両重量=1770kg
- エンジン型式の種類=QR25DE、直4
- 排気量(総排気量)=2488cc
- 燃料(使用燃料)=レギュラーガソリン
- チェンジレバー=「P,R,N,D,L」+スポーツモードスイッチ(ボタン)
- 4WDトランスファーシフトレバーの場所?=チェンジレバーの前方?
- 4WDトランスファーシフトレバー=スイッチ式で、「4WD『LOCK』ボタン」。
- エンジンブレーキの機能=チェンジレバーの「L」、スポーツモードスイッチ
- バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数=約2000Hz
- ハンドル直径=cm
- ハンドルの太さ(厚さ)=cm
- ハンドル位置=右
- フューエルリッドの位置=左
- フューエルリッドのふたの長さ=縦:16.9cm、横:18.9cm
- スピードリミッター=180km/h
- タコメーターのカウント=7まで
- メーターの数字の文字の角度=水平向き、横向き、横書き固定
- トリップメーターの走行距離の桁数=?桁
- メーターの位置=運転席正面
- 燃料タンク容量=82L
- 航続距離(1回満タン走行距離)=約km
- ブレーキの機能=ABS標準装備
- ボンネットの縦の長さ=78cm
- 地面からボンネットまでの最高の高さ=113cm
- 室内の床からダッシュボードまでの最高の高さ(床マット無し、運転席の正面のみの最高の高さ)=cm
- 室内の床から運転席の椅子の底部までの最高の高さ(床マット無し、椅子の中央部?)=cm
- フロントガラスの色=上部から?cm下(フロントガラスの上端から?%以内の位置)までは「青系の色、色相198°、●この色、わずかに緑みの青」
- フロントガラスの広さ=幅(横):上部cm、下部cm、縦(ガラスに沿った場合):86.2cm
- リアガラスの広さ=縦:42.7cm、横:cm
- フロントフェンダーの最長=縦:81.1cm、横:95.2cm
- リアフェンダーの最長=縦:83.2cm、横:98.7cm
- アクセルペダル=縦:cm、横:cm
- ブレーキペダル=縦:cm、横:cm
- パーキングブレーキの位置=足踏み式(フットパーキングブレーキ)
- 内蔵ルームミラーの最長の広さ=縦:cm、横:cm
- ルームミラーの設置場所=フロントガラスに引っ付いてる
- 燃料残量警告灯(フューエルリッドマーク)の色=?、色相の角度:°、「RGB値=R:,G:,B:」
- メーターの各ランプの色、各表示灯、各警告灯の色=「色相?°…4WD警告灯、駆動モード表示灯」
- メーターライト発光式=
- テールランプ=
- ヘッドランプ=
- チルトステアリング機能=
- カーオーディオ専用機器=
- オーディオCDドライブ対応メディア=CD-R、
- オーディオCDドライブ対応ファイル形式=MP3
- ドアミラーの鏡像の最長の広さ=縦:cm、横:cm
- 生産国=日本