斬るビル

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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斬るビル』(きるビル)とは、インターネット上でフリーソフトとして配布されている2Dアクションゲーム。棒人間の侍が、空から降ってくるビルや城(!)をザックザクと斬っていく、というトンデモな内容である。タイトルはクエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』をもじったものか。

概要[編集]

堀内・liku・sweet tastの3氏が開発。主人公の侍が棒人間であるなど、全体的にほのぼのとした感じが特徴的である。

操作には十字キーとZ・Xを用いる。画面は2D視点で、主人公の侍は左・真ん中・右の3ヶ所に居る事ができる。↑キーを押すと空高くジャンプし、↓キーを押すことで刀を上段に構えて、空から落ちてくるビルや城(以下「落下物」)を“防御”することができる。これによって一時的に落下物の落下スピードを緩和することができる。防御には、それに連動したゲージが存在し(画面左下に表示)、連続してバカスカ使う事はできない(時間経過とともにゲージは回復していくので連発さえしなければ大丈夫である)。Zキーでは刀を振り、落下物を破壊する。これがこのゲームの主眼である。

落下物を何度か斬ると必殺技ゲージが溜まって行き、MAX状態でXキーを押すことにより発動する。謎の波動のようなものが上方に飛んでいき、直近の落下物一つを丸ごと破壊する。Zキーによる通常攻撃が1フロアずつしか破壊できないのに対し、圧倒的な破壊力である。ゲーム後半になると、1つの落下物だけで数百階あるので、この技をつかいこなすことは攻略に必須となる。基本的に後半の攻略法は「テンポよくビルを斬撃 → 早く必殺技ゲージをMAXにする → 残ったフロアを一掃」であり、一階一階斬っていたら永遠にクリアは見えない。

尚、落下物には、1振りで破壊できるところ、2振りで破壊できるところ、3振りで(略)の3段階の堅さがあり、それらはブロックの柄が異なる事で明示的に判別できるようになっている。(横移動は主にこの「堅さ選び」のために用いられる。同じフロアであっても左・真ん中・右で堅さが異なる)

侍が落下物と地面に挟まれてしまうとライフを1つ失い、3つのライフを全て失うと“終演”(ゲームオーバー)となる。スコアが9999999点(1000万-1)に達するとステージクリアであり、自動的に「第二幕」が開催される。尚、一度でも第二幕に挑戦することができた場合、次回から起動画面に「第二幕」という新枠が現われ、単独でトライすることができるようになる。この「第二幕」の存在を知らない人も意外と多い。

ちなみにプレーヤーキャラには「神道蔵人」という超カッケー名前が付いている。

外部リンク[編集]