文化放送第8スタジオ

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文化放送第8スタジオ(ぶんかほうそう だいはちスタジオ)とは、文化放送演奏所文化放送メディアプラス ()(浜松町社屋)10階に併設されている、スタジオ(アナウンスブースおよび副調整室)のこと。超!A&G+ ()で放送される鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト ()をはじめとしたアニメ系ラジオ番組をはじめ、地上デジタル音声放送 ()対応を見据えたスタジオ設備が売りであった。

スタジオ設備[編集]

写真は鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト 公式Twitterもチェック

何と言っても、壁の3本線と黒い窓(ディレクターらが見守る副調整室との窓)が印象的なスタジオであり、アニメラジオを象徴する光景と言われている。アナウンスブースにはマイク4本が用意されている。

立地としては、メディア開発局 A&G事業部として、先述のとおり本社ビル10階に設置されている。主調整室(送出電波の総監理室)に隣接する。地上デジタル音声放送に対応していた唯一のスタジオでありながら、文化放送の中でも一番狭いスタジオである。

操作は専門の技術職員を使わず、ディレクター(放送作家)が担うため、機器も最小限の物を設置している。しかしながら、超!A&G+での放送では映像も送出するため、キュー・音声・映像の一人三役と、忙しいオペレーションが窺える。

狭いスタジオながら、「スタッフだけでなく出演者事務所関係者、スポンサー、見学者、何をしているか分からない人等大勢[1]」が副調整室(技術ブース)に入るという人口密度の高い空間となる。

技術設備[編集]

2006年の本社移転時に、旧四谷スタジオから照明等を移設している。2009年には音声設備の大幅な更新を、2013年4月にHD機材への更新を行った。

音声設備は、ミキサーにタムラ製作所製デジタルミキサー「AMQ1100」を導入、エフェクターやCD・MDレコーダー/プレイヤーを備えている。

マイクはSENNHEISERの指向性コンデンサーマイクME36+LED付きグースネックMZH3042-Lを4本備えており、2本ずつカフボックス ()に接続、一括制御が可能である。

映像設備は、Roland V-8をメインスイッチャーとして使用しており、アナウンスブース内常設カメラ2台、屋上設置カメラ、タイトルロゴ(Roland P-10から出力)および追加カメラを接続できる。放送中は、ワイプ形式(いわゆるテレビのワイプ(PinP)ではなく、画面を2分割して2映像を同時に放送)とする場合もある。

出典[編集]

引用元
  1. 放送技術 2009年6月号 「新たなデジタル時代への準備 文化放送 第8スタジオの更新」p.124より