放銃

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放銃 (ほうじゅう)とは、麻雀用語の一つ。聴牌している他家のアガリ牌を捨てた状況を表す。振り込みなどとも言われ、一般的にはこちらの呼び方が多い。

概要[編集]

麻雀というゲームの仕様上、放銃を0にすることは不可能に近いが、不必要な手を打たないことを心がけたり、相手の狙い役、さらには狙い牌を見極めるなどして(スジ)、「どれだけ放銃を減らすか」は、プレイヤーの技量を示す一つの基準としてしばしば用いられる。これを放銃率という(詳しくは後述)。

放銃の善し悪し[編集]

基本的に、放銃には善し悪しがあるとされている。良い放銃と呼ばれるものは、目的がある場合であり、例えば

  • 放銃後でも自身の1位逃げ切りが確定する場合
  • 親の連勝を意図して停める場合

など。逆に悪い放銃は、

  • オリてから放銃してしまう
  • 手牌の揃いが良くないにも関わらず、無謀に攻めてしまう場合

など、主に自覚の無い放銃が該当する。

放銃率[編集]

放銃率とは、その名の通り「どれだけ放銃するか/しないか」を示す指標。一般的には10%前後(100局対局したなら、およそ10局の割合で振り込む)が望ましいとされている。率がこれより高い15%以上になってくるとやや放銃過多とされ、改善の必要がある。また10%未満の場合でも、アガリ局が少なければ「守りすぎ」とされ、こちらも宜しくない。

関連項目[編集]

  • 副露 - チー、ポンなどの総称。
  • 門前清自摸和 - 通称ツモ。面前でツモ上がりの場合加算される役(1翻)。
  • ロン - 他家の捨て牌でアガること。