帰宅困難者

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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帰宅困難者(きたくこんなんしゃ)とは、大災害が発生しほとんどの交通機関が運転を見合わせたために、職場や学校から帰宅することができなくなった者を言う。東北地方太平洋沖地震の際には首都圏を中心に数多くの帰宅困難者が発生し、政府は無理な帰宅を控えるように呼び掛けたが、それでも食料などの不安から、徒歩での帰宅を試みる者が相次いだ。これを教訓に、大災害で帰宅困難者が発生した場合に備えて多くの企業や学校が数日分の食料や水を備蓄するようになったほか、帰宅困難者を受け入れることを表明したスポーツ施設なども多く存在している。もし帰宅困難者になった場合は、無理な帰宅は控えて、企業や学校に留まるのが賢明である。どうしても徒歩で帰宅する場合は、見通しの良い道を選ぶようにし、寄り道はしないことが重要である。