帝国図書館
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帝国図書館(ていこくとしょかん)は、日本で初めての国立図書館である。上野公園にあったことから「上野図書館」と呼ばれていた。前身は「書籍館」「東京府書籍館」「東京図書館」。国立国会図書館の前身。
沿革[編集]
- 1872年、市川清流が書籍院の併立を建白する。
- 1872年9月3日(明治5年8月1日)、文部省により書籍館(しょじゃくかん)が東京都文京区の湯島聖堂内で開館した。書籍館は東京で最初の公共図書館であった。
- 1874年(明治7年)年、浅草文庫と改称する。
- 1875年2月、文部省所管の東京書籍館となる。西南戦争で財政ひっ迫し閉鎖。
- 1882年5月、東京府書籍館となる。
- 1885年(明治18年)7月、上野に移転し、10月、東京図書館となる。
- 1889年(明治22年)3月2日、「東京図書館官制」が定められる。
- 1896年(明治29年)、貴族院議員重野安繹・外山正一が発議者となり「帝国図書館ヲ設立スルノ建議案」を貴族院議長に提出、両院で可決され、帝国議会を通過した。
- 1897年(明治30年)、「帝国図書館官制」が公布(官報公示)される。蔵書数164,219冊。
- 1902年4月、帝国図書館が設立される。
- 1947年12月、国立図書館と改称される。
- 1949年(昭和24年)、国立国会図書館に合併する。
- 1999年(平成11年)、東京都選定歴史的建造物に指定される。