将棋図解

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将棋図解』(しょうぎずかい)とは、1838年(天保9年)に発刊された詰棋集。50番を収録。正称は象戯解頤、異俗称は将棋威光

編集者は赤池嘉吉(または賢斎)で、第44番に四桂詰の傑作『死刑の宣告』が収録されていることで有名。この44番以外は全て他者の作品の無断転載[1]、いわゆる「海賊出版」であり、44番さえなければ歴史的価値は皆無といってもよいほどである。この44番のみが他のどの古図式にも載っていない作品で、またこれのみが編集者の赤池作であるとするのも疑問が残る為、結局「作者不詳」ということで今に伝わっており、詰棋界の謎となっている。

脚注[編集]

  1. 詰棋集『象戯勇士鑑』から45題、大橋宗桂(3代)などの作品から4題が収録されている。