寄席文字(よせもじ)は寄席の看板や高座のめくりに書かれる書体である。寄席文字は「縁起文字」ともいわれる。江戸文字四体の一つ。
筆太で余白が少なく書かれる。客が大勢入り、客席に空いている席がない様にと縁起を担いでいる[注 1]。
少し右肩上がりに書かれている。これは、興行が評判を呼び、今日よりも明日、明日より明後日と興行が右肩上がりになる様にと願いを込めている。
寄席文字「だるま筆」と呼ばれる隈取り筆や彩色筆を使用する。
橘流寄席文字の教室は、当席の木戸にある出演者の木札やめくりを書いている橘右橘師匠が開催する勉強会である。町屋、上野、池袋、横浜などで開催する[1]。
- 注
- 出典