宮城交通八木山南団地線
八木山南団地線(やぎやまみなみだんちせん)とは、宮城交通仙台営業所が運行する路線。
仙台市都心部及び長町副都心を起点とし、仙台市南部の鹿野・西多賀・鈎取二丁目といった団地を経由して日赤病院・八木山南団地へ向かう路線である。
鈎取ニュータウン以北の鈎取地区と長町・仙台駅を結ぶ唯一の路線であり、昼間の地域住民輸送としては鈎取地区の利便性を主軸においている。
仙台西高校への通学路線であると共に、仙台南高校・第三女子高校の通学路線でもある。
概要[編集]
主に都心部と八木山南団地を結ぶ路線と長町駅・長町南駅と八木山南団地を結ぶ路線に分かれる。このうち、長町駅発着の系統は、夜間を除き全て日赤病院前を経由する。また、山田・太白団地方面と日赤病院を結ぶ支線もある。市役所発着の系統は1往復、大学病院経由で川内亀岡まで乗り入れる。
川内亀岡まで乗り入れる系統は2004年頃まで川内→八木山南は平日朝9時・10時台に1本ずつ、八木山南→川内は平日は日中4本(2~3時間に1本)、土曜日は2本、休日は1本という体制であったが、現在は県庁市役所~川内亀岡間の乗客が少ないため、殆どの系統が県庁市役所止まりになり、川内亀岡まで乗り入れる系統は1往復のみである。
市営バス「八木山南団地線」との関係[編集]
八木山南団地線という名称から仙台市営バスの八木山南団地線と競合関係にあるように見えるが、前述の通り、当初は「第二羽黒台」を終点としていたため、八木山南団地の人は最初から仙台市営バスを中心に使っていたようである。第二羽黒台行きを八木山南団地まで延伸したのは、単に第二羽黒台行きが八木山南団地内で折り返しをしていたことによるサービス延伸の意味合いが大きい。よって、仙台駅・八木山南団地間の輸送では当初から仙台市営バスに軍配があった。だが、現在では長町南方面からのアクセスの点で見ると宮城交通のほうが本数が多く設定されており、「仙台駅=市営バス」「長町=宮城交通」という風に棲み分けがなされているようである。
沿革[編集]
- 19XX年 運行開始。
- 1998年頃 北仙台乗入を廃止。
- 2000年頃 終点を第二羽黒台から八木山南団地まで延長。
- 2004年 路線を大幅に再編。ラッシュ時の本数減便の代わりに毎時2本(市役所・長町系統合わせて)を確保したパターンダイヤを設定。日赤病院線の大部分を編入(長町駅に乗り入れない系統のみ存続)
- 2008年 長町系統をJR長町駅東口発着に変更。
運行頻度[編集]
- 県庁市役所・仙台駅⇔八木山南団地:毎時1本(川内亀岡は1往復)
- 長町駅・長町南駅⇔日赤病院:毎時1本(夜間は八木山南団地まで延長)
運行頻度の変遷[編集]
山田自由ヶ丘線や南ニュータウン線と比較すると運行本数は県庁市役所発毎時1~2本、長町駅発毎時1本と若干少なめであるが、パターンダイヤが組まれている。しかし、日赤病院線が本路線と部分統合される前は運行間隔がバラバラであり、県庁系統では2時間に1本しか来ない時間帯が存在し、長町系統は1日数本であったことを考慮すると、以前よりは運行形態が良くなっているようである。
行き先表示[編集]
- 鹿野橋(鹿野・根岸)・鈎取二丁目経由八木山南団地
- 鹿野橋(鹿野・根岸)・仙台駅前経由県庁市役所前(市役所前)
- 鹿野橋(鹿野・根岸)・仙台駅前・大学病院経由川内亀岡
- 長町南駅・日赤病院経由八木山南団地
- 路線編入当初は、長町南駅・鈎取二丁目経由日赤病院{但し、終点は八木山南団地}と表記されていた。
- 長町南駅・鈎取二丁目経由八木山南団地
- 長町南駅経由JR長町駅東口{2008年3月までは 長町ターミナル{但し、終点は地下鉄長町駅たいはっくる前、長町ターミナルはその旧名}}
主な停留所[編集]
- 川内・県庁市役所⇔八木山南団地
川内亀岡 - 二高・宮城県美術館前 - 尚絅学院女子中学高校前 - 大学病院前 - 木町通一丁目 - 県庁市役所前 - 仙台駅前 - 愛宕大橋 - 根岸町 - 三女高前 - 鹿野橋 - 滝沢寺前 - 砂押町 - 西多賀一丁目西 - 西多賀四丁目 - 鈎取ニュータウン - 仙台西高校前 - 第二羽黒台 - 八木山南団地
- 長町駅⇔八木山南団地
JR長町駅東口 - JR長町駅西口 - 地下鉄長町南駅 - 砂押町 - 西多賀一丁目西 - 西多賀四丁目 - 鈎取ニュータウン - 仙台西高校前 - 第二羽黒台 - 日赤病院前※ - 八木山南団地
※日赤病院は夜間通過。