定林寺(じょうりんじ)は埼玉県秩父市にある曹洞宗の寺院である。秩父三十四箇所第十七番。
創建年代等は不詳。壬生の良門の忠臣林太郎定元は、主の無道を諌めたため家財を没収され、当地に来て没した。その遺子空然はこの地で成人した後、父の菩提のため当寺を建立したと伝わる。別称を「林寺」とする。林家の持寺として開創された。
観音堂[編集]
観音堂は、方形屋根で四間四面の堂である。高さ約1mの土壇の上に建つ。本尊は十一面観世音立像、像高55cm寄木造り。運慶作と伝わる。内陣は古風な阿弥陀堂のような念仏廻廊が回る。
基本事項[編集]
- 名称:定林寺
- 山号:実正山
- 本尊:十一面観世音菩薩
- 宗派:曹洞宗
- 所在地:埼玉県秩父市桜木町21番3号
- 交通:西武鉄道「西武秩父駅」から西武観光バス「小鹿野車庫・栗尾行(相生町経由)」の「札所十七番入口」で下車徒歩3分